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hspはさそり座の伴走で『大切なひとり時間を作る』
☔️この記事はクロサキナオさんの企画参加記事です☔️
#クロサキナオの2024JuneJaunt
私はひとりになりたくて
夜の散歩へ出かけてく。
街中から少しはずれた住宅地。
車も外灯もポツリポツリ。
聴こえてくるのは蛙の合唱。
空を見上げると、星は いつでもよく見える。
私が見てわかる星座といったら
『北斗七星』と『カシオペア座』
冬の空には『オリオン座』
この3つだけ。
6月のある日。
その日はいつもより、星がよく見えたので
足を止めて ゆっくり空を眺めていた。
無意識に、南東の空に目がいく。
南東は星がたくさん見えやすい。
南や西は、街中が明るいから、
見えにくいのかなぁ。
星空の全体をぼーっと眺めていると
ふと、星と星が線に見えてきた。
なんだか見たことのある形。
アルファベットのTと釣り針みたい。
そっこうスマホでググった。
![](https://assets.st-note.com/img/1718185471332-PdkiH7lHLc.png?width=1200)
あ、習ったことある。
さそり座。
一番明るい赤い星は
『アンタレス』さそりの心臓
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夜中に散歩へ行くようになった理由は
自分ひとりの時間を確保するため。
誰にも侵害されない
自分のため、だけの時間。
(3年前までのライフスタイル)
夕方、終業時間
「あー今日もがんばった!帰れるーわーい」
なんていう、解放感はない。
次は、家庭の運営業務が待っている。
うちの家族は子ども3人と夫1人、
それぞれの相手をしながらバタバタと家事をこなし、子どもを布団に突っ込むと、何とか21時にすべての業務完了。
「やっと解放されるー」
後はのんびりリラックスタイム。
と、いきたいところだが、
「ああ、夫がそこにいる…」
理解できない方もいるでしょう。
私はその空間の中でひとりになりたい。
夫が黙ってそこにいる。
たったそれだけなのに、私の心のセンサーはピクピク反応してる。
田舎の商店で、ドアをまたぐと音が鳴る店があるけれどあんな感じ。
ピンポンピンポンずっとずっと。
日中の仕事では、
たくさんの人にまみれて過ごしている。
朝から晩までひとりの時間がない。
これは、私にとって、
かなりの負荷がかかる状況だった。
家族と住んでいるHSPにとって
『ひとりだけの時間』を、
意識して確保する事が課題となる。
別にキライだからじゃないんだ。
好きとか嫌いとか関係なくて
誰でも、自分の愛する子どもでも。
心が元気な時は、まあいいかーとやり過ごしてしまうけど、実は無意識に我慢している。
小さな我慢、少しずつ溜まる。
そして、、、ドカン!からの……チーン。。。
6月のある夜に、
恒例のドカン…チーンがやってきた。
キッカケは夫からの些細なキツイ言葉。
私がドカンとなったのは
ひとり時間がないストレスに加えて
些細だけどキツイ、彼からの日々の言葉たち。
声を出して泣きたいけれど、夫がいる。
声をあげて泣けるほど
彼に心を開いてはいなかった。
どこかへ行きたくなった。
サンダルを履いて外へ出かけてみた。
時間は、22時。晴天。
私はその日、さそり座をみつけた。
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それからというもの、
夜のお散歩が私の習慣になった。
7月になると、天の川が見える事にも気がついた。近くには織姫のベガと 彦星のアルタイル。
冬が近づいてくると、
どこかへ行ってしまった『さそり座』と
同じ方角に『オリオン座』が鎮座する。
ギリシャ神話では、乱暴者の狩人オリオンを
サソリが殺したとされているらしい。
オリオンにとってサソリは天敵。
さそり座とオリオン座の位置は、真反対。
「さそり座」が地平線から上ってくると「オリオン座」が沈み、反対に、サソリが沈むとオリオンが上ってくる。
絶対に出会わないように。
昨年から、散歩がランニングに変わり
夏はさそり座、
冬はオリオン座に伴走してもらいながら、
私は、今夜も出かけていく。
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☔️この記事はクロサキナオさんの企画参加記事です☔️
#クロサキナオの2024JuneJaunt
https://note.com/kurosakina0/n/nc219c459e047
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