「マスク信者」よ、さらば
この期に及んでもしつこく「マスク着用」を訴える人間は、間違いなく取り残された「硫黄島」の哀れな「残党」です。
参謀本部(政府)に「マスク島を死守しろ」と命じられ、「地方交付金」欲しさにバカ正直にそれを実行してきたものの、本部はさっさと「島」を切り捨て、「ワクチン砦」に籠城を始めました(その砦もすでに半壊状態)。
てっぺんまでよじ登ったハシゴをあっさり外されたというのに、それに気づかないのですから、「政治センス」が皆無で、ろくに「状況判断」もできず、絶望的なまでに「リーダーの資質」を欠いています。次の選挙で必ず落とさなければなりません。
この人もその1人です。
何度も何度も何度も何度も言いますが、「マスクは有効」という信頼の置ける科学的根拠は、世界のどこにも一片たりともありません。
「宝くじが当たるといいなぁ」とどっこいどっこいの、「だったらいいなぁ」という個人の淡い願望にすぎません。
以前の記事でご紹介したバングラデシュの研究を「金科玉条」のよう振りかざす「マスク信者」があまりに多いので、どれほどずさんで、いい加減な調査だったか、もう少しツッコミを入れておきましょう。
バングラデシュの調査は、環境(人口構成、人口密度など)の類似した600の村を300、300に分け、片方には積極的に「マスクを推奨」(医療的介入)し、もう片方にはまったく行わなかった。その結果、「推奨」された300の村ではマスク着用率が上がり、対象グループより約11%感染が抑えられた、というものです。
調査対象が「総数で34万人に及ぶ大規模調査」という触れ込みですが、これは「クラスター(集団発生)」の調査であって、個人の調査ではありません。したがって、実際のサンプル数は「34万人」ではなく「600グループ」という小規模なものになります。
※ちなみに、「マスクに効果なし」の調査結果を得たデンマークの調査のサンプル数はおよそ6000で、約10倍。以前にも述べたように、統計の信頼性はサンプル数に比例します。
それにしても、最初の段階から、思いっきり研究者の「バイアス」が働いていそうな調査ですね。
まず、600の村を、本当に「ランダムに2分した」のか、甚だ疑問です。
研究者に「マスクの有効性を示そう(これで製薬会社等から援助がもらえる!)」という動機があった場合、「コロナが流行っていないorすでに感染のピークに到達した」村ばかりを「マスク着用群」に、「これから感染が広がる余地のある」村を「非着用群」に振り分けた可能性があります。
研究者がどれほど「公平・公正」に努めようとしても、こうした「恣意的選択」は(意図的ではなく)無意識に起こります。だから「バイアス」なのです。
調査を始める前に、両方のグループに何人の「ウィルス保持者」がいたのか。スタート地点が違えば、当然ゴールも変わってきます。
こうした調査では「初期値」を正確に把握することがとても重要です。ですが、開始時点で調査対象となった34万人のうち何人が「PCR陽性」だったのかは不明。
また、調査結果として「11%低かった」とだけ述べられていて、一番肝腎な「双方に何人の陽性者が出たか」が明らかにされていません。
仮に、34万人を17万人ずつに分け、「マスク着用群」の感染率が1%(1700人)だったとします。すると、「非着用群」はそれより「11%高かった」わけですから、1700×1.11=1887人で、その差は187人。
17万分の187、たった0.17%です。
「マスク信者」が主張する「2割抑制」とは、かけ離れた数値になります。
0.17%をもっとわかりやすく説明すると、マスク非着用群では1000人の感染者が出たところ、マスク着用のおかげで998人に抑えられたということです。
1000人当たり、なんと2人も感染者を減らせるのですから、マスクの威力おそるべし!!
「いや、感染率1%は低く見積もり過ぎだろう」と思ったあなた。確かに感染率が上がれば、「11%の差」はどんどん開いていきますが、それ以前に、そこまで感染率が高いということは、そもそも「マスクが感染を防いでいない」ことになりませんか?
※マスク信者がどの道を進んでも、必ず「行き止まり」になります。
そして、バングラデシュ調査の最大の問題である「自己申告」。
「発熱や喉の痛みなど、コロナ様(よう)の症状を経験しなかったか」と聞き取り調査を行ったというのですから、科学もへったくれもありません。
「マスク着用群」の300の村には、住民に「積極的マスク着用」を促すため、有名人らを総動員し、徹底した「マスクキャンペーン」を行ったそうです。
「マスクは感染を防ぎます!」と、洗脳のように連呼されれば、「心理的刷り込み」が起こるのは必至。発熱や喉の痛みがあっても、「あれほどマスクは感染を防ぐとアピールしてるんだから、ずっとマスクをしていた自分のコレはコロナじゃなく、ただの風邪だな」と考えたでしょう。
同時に、「研究者(や有名人)の期待に応えたい(よくやったと褒められたい)」というピグマリオン効果も働き、聞き取り時には「自己申告を抑制する」心理作用が生まれていたのは間違いありません。
したがって、「マスク着用群」の自己申告は「相当過少」になっていたと考えざるを得ません。
そうしたもろもろの「実験設計の不備」を加味すれば、たかが11%程度の違いなど、簡単に吹き飛んでしまいます。
それより何より、いつも言うように、
・全世界規模のデータで、マスクがまったく感染を防いでいない
・人類の歴史上、マスクが感染拡大を防いだ例が一つもない
この2つが、「マスク無効」を一点の曇りもなく証明しているのです。
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