ブルージャイアント


強烈にクラリネット吹きたくなった。

マンガは無料のところまで読んでいた。最後のオチ?にまじかー!と叫びつつも、演奏シーンが本当に至高。

そうそう、あの抽象的な感じ。

音が楽器から溢れて、空間と溶け合っていく感覚。同じく演奏シーンが至高な、「響けユーフォニアム」は演奏シーンをそれぞれにカメラを当てて撮る&回想シーンを挟む、という感じであれはあれでステージ上の雰囲気は掴めていると思うけど、第三者視点から抜け出せない感はあった。

演奏者の視点を見事に映像で表現してくれた。

クラリネット吹いてた時「感情的に」と何度も言われたができなかったことを思い出した。

「自分的にはできてるのに…」「そもそも感情的にって何??」

思えばただ力一杯揺れながら吹いていただけかも。というか、中学時代、感じることはいろいろあれど、表現できるまでの感情を持ち合わせていなかった。

それだけ、「小手先の技術」の先に行くのは難しいのだろう。ユキノリほど天賦の才があるわけでも、マサユキほど努力家でもなかったけど、共感するところが多かった。

大が落ち込んでるユキノリに対して「話にならない」と突き放すシーン。友達が落ち込んでいるとき、どうしてもあれこれと心配してしまう。声を必要以上にかけてしまうときもあるかも。

ああいう突き放し方をするのはユキノリを信じていることの裏返しであり、それがその人にとってためになる励まし方かもしれない。

(当然ビジネスパートナーとしてそんな姿勢でいてもらっちゃこまる!という利己的な感情も含まれていると思うが…)

万人に聞いてよしとされるような対応をするのではなく、その人を見て、何をどう言って向き合えばいいのか。

とりあえず、週末はジャズバーにでも行ってこようかな

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