
【解説note】第37回(令和6年度)介護福祉士国家試験:全体総評と問題1・問題2の解説
こんにちわ、momoです。
先日に第37回(令和6年度)介護福祉士国家試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。
「ウインナー問題」や「ロバーツ問題」等の思わず首を傾げたくなる問題も数問ありましたが、皆様の手応えはいかがでしたでしょうか。
今回の記事では全体的な総評と本試験の問題1と問題2の解説をしていきます。
それでは解説noteを始めていきます。
◇ 本年度試験の総評について
午前問題は「難化」、午後問題は「例年通り」で、全体として「やや難化」した試験内容だったかと思います。X(旧ツイッター)でも「午前中は例年よりも難しくなっていた」等の受験生の声が多数見受けられました。
午前問題においては全体として「知識」を問う問題が多く出題されていたため、難易度が高いと感じた受験生が多くいたように思われます。
一方で、午後問題では比較的解きやすい問題が多く出題されていました。一部には『奇問』も見受けられましたが、全体として問題文と選択肢をしっかりと読めば正解しやすい問題が多かったのではないでしょうか。
午後の問題でリカバリーができた受験生も多くいたのではないかと思います。
◇ 問題1の解答と解説

この問題はアドボカシーについて問われた問題でした。正解の選択肢は4になります。
アドボカシーについては著書「図解式 介護福祉士国家試験対策プリント」の「権利擁護とアドボカシー」の項目で解説しています。

よって、「代弁機能」としての説明文が記載されている選択肢の4が正解となります。
◇ 問題2の解答と解説

この問題は事例問題です。
比較的解答しやすかったのではないでしょうか。正解は選択肢5になります。
まず事例の中身を整理していきましょう。
Aさん(83歳・女性・要介護3):自室から食堂まで車イスで自走することを日課としている。
家族:「できることは自分で行なってほしい」旨の希望がある。
そのような中で、Aさんから実習生へ「今日は腕が痛いので、食堂まで車イスを押してほしい」と依頼するようになった。
上記のことから『Aさんの日課・家族の希望』と『車イスを押して欲しい」の要望との相反する狭間で実習生が悩んでいる様子が分かりますね。
Aさんの日課・家族の意向とAさんが実習生に依頼するようになった発言にはギャップがありますから、まずはAさんの発言意図について考えていく必要性があります。
決して他の選択肢のように「日課で決まっているから」「家族の意向だから」等の助言をしないように気をつけましょう笑
ですので、「Aさんの依頼する理由を、まずは考えてみる」と書かれた選択肢5が正解となります。
◇ 最後に宣伝です



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