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土星が牡羊座に入る

こんにちは。

今年は5月頃土星が魚座から牡羊座に移ります。

さらに土星の環が見えなくなる現象が起こるそうです。

土星は約30年で太陽の周りを一周(公転)していますが、その公転軌道に対し、土星の自転軸は約26.7度傾いていて、地球から見ると約15年周期で、傾きが変化するらしいです。

そして地球の軸に対して水平の地点、つまり真横から見える地点にいる時期には、土星の環が殆ど見えなくなるということですがそれが今年です。

土星の環の正体は主に氷の結晶で、その環は内側へ向かって、いくつも重なっていて何万キロメートルあるといわれていますが、厚みはそれほどなく、約数十メートルということだそうです。

それほど薄い環なら、角度が水平になると見えなくなるということも、うなづけますが、通常は見えるという時期に、私たち地球にいる人間の肉眼で観測したとしても、おそらく同じに見えるのだろうとは思います。

天体望遠鏡なら比較観測できるかも知れません。

そんな土星が牡羊座に入り、土星よりもはるか彼方の海王星は、それより早く3月には牡羊座に入りますから、今年は牡羊座の方角は意識して見てしまうかもしれませんね。

私は自分のホロスコープのネイタルチャートの土星は7ハウスの牡羊座にありますので、今年「サターン・リターン(土星回帰)」を迎えます。

西洋占星術で「リターン(回帰)」とは、自分のネイタルチャートの惑星の位置に、トランジット(実際に天体を運行している)の惑星が戻ってくることをいいます。

土星が表すことは、試練や課題、時間、制限、責任、義務、自律や努力、積み重ねなどです。

土星は、突発的なものとは違い、日々の積み重ね、あらかじめ予測できることに対しての心がまえを促すもので、それに対応する努力や義務を果たしながら進んでいれば、いつの間にかその意思の目指す方向まで確実に現実に着地させるという様に働くとされていますが、そうでない場合、(怠けたり、背を向けたり?)元の時点まで引き戻すという様な働きがあるとされます。

サターン・リターンの時は、その人の土星が示す在り方に様々な問いかけられる様な事象が起きるみたいで、最初のリターンの29才頃は、「一寸先は闇」の様な、訳のわからないカオスな日常の中で「あー、あれはそうだったのかな?」と振り返り想い当たるところはあるといえばあります(笑)。

土星が示すことは最初は、なかなか上手く行かなかったり、苦手意識を感じたりしますが、そこの部分の強化、鍛錬、意識的な努力などをしていれば、いつの間にか、その人の強みになったりすることもあるのかもしれません。

私は、ハッキリ実感として土星を感じることはあまりありませんが、例えば、この土星的な働きは左利きの人が、右手を鍛えることに似ている気がします。

私は、左利きですが、まだ手の動きもおぼつかない幼少期は何でも右利き用に世間がなっているため、不便さを感じていました。

成長過程で仕方なく弱い右手も使っていきますが、そのうちに、いつの間にか右脳、左脳、両方機能しているんじゃないかという感覚になって来ます。

これは案外便利で、右手を使えば使うほど利き腕オンリーの時より出来ることが増えてる気がします。

そして大人になった今は最初から左手はフルパワーだけど、左手より強い右手の力を感じる時が確かにあります。

ただ、土星の場合は、これがそうかもしれないと結果を見て認識するには時間がかかりそうです。

今、実際は、まだ土星は魚座にありますが、何故かすでに自分の中では土星が牡羊に入った様な気がしています。

というのも、年が明けてから「普段やらないことをやっている」と自分で感じているところがあって、これは今年の「サターン・リターン」を意識しているということの表れなのかもしれません。

ほんの些細な一例を挙げると、つい、10日くらい前のことですが、「全国男子駅伝」を久々にテレビで観ました。

私はスポーツというものにあまり興味がなく、オリンピックもあまり観ないし、みんなが大好きな「大谷翔平」選手のこともあまりよく知りません。

でも、たまたまつけっ放しのテレビで流れていた「全国男子駅伝」というものを見ているうちに、放送に釘付けになってしまい、最後は、感動して泣いてしまいました(笑)。

何故それほど?と考えたら、私は「ランナーは孤独に走るもの」と、勝手に思い込んでいるところがあって、中継から伝わる選手の表情を見ていても、「あー苦しそうだなぁ。。孤独そうだな。」なんて思ったりしていました。

そして中学生から高校生、社会人と、選手がバトンを繋ぎながら走っている姿を見て、「あー独りというわけでもないんだなぁ。。」と、ふと、思えたのですね。

そして、さらにその後の、それぞれの区間を完走して優勝したメンバー全員の清々しい表情を見ているうちに、「達成感」とか「信頼感」というものが、まるで自分もその場所にいるかの様な臨場感として生々しく伝わってきたのですね。

駅伝は今まで何度か見ていますし、自分でも理解してる風景なんですが、そんな気持ちになったことはなかったので、ある意味いつもの自分ではなかったと思いますが、その時中継を見ながら、「自分も人を信頼して、人の助けも借りながら走ってみたら?」と、不思議とそんな気持ちになったりしたのでした。

駅伝に何かしらトリガー(きっかけ)の様なものをもらったのかな?

人を頼ることや対人関係をうまく活用すること。(7ハウスの意味合い)

私にとってこれはとても「抵抗感」のあることで、苦手なことなのですが、年明けから仕事に関しては、普段はやらないことを、あえてやっていくうちに、実際いろんなことが思いの外スムーズに運んで行ってる様に感じます。

人に意見を聞いてみる、人に仕事をふってみる。

すると人のありがたさを実感することもありました。

土星の示すこととして苦手意識ということがありますが、あえて、普段の自分ならこうだろうと思うことの逆をやることは月の作用のマイナス面をも消す意味があるのかも知れないと思ったりしました。

そういえば最近、自分の中で「月の意識」が薄まっていく様にも思えます。

去年とは少し違う感覚ですが、上記のことでいうと、私は普段なら、ひたすら、淡々と独力でなんでもやろうとするところがあります。(月山羊座)

独立した考えを持つのは大切だけど、自分の場合、仕事面で独りで出来ることなんて知れているなぁとホントに思うことがありましたね。

トランジット天体の影響は良くも悪くも受けることはあると思いますが、響いてくる天体の景色を自分の心に降ろしてみてみる。

そして心に描く景色があれば、それを実際にやってみたりする。

結構それが現実に物事が動いていくきっかけになってるんじゃないかしらという様な気が最近はしています。

いつも長い文章をお読みくださりありがとうございます。

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