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年末年始は映画を観る

今日明日はとにかく映画を観る日、と決めている。

昨年末「2023年は昔みたいに映画をたくさん観る!」と意気込み
ミニシアターの年間パスを購入したのに
いまだに鑑賞チケットがあまっているのだ。
なんと8回分も。


シアターが街中にあるため
駐車場料金がもったいないという理由で
足が遠のいてしまっていたのだが、

いつもの散歩がわりに歩けば
ちょうどいいのだと言うことに気づいた。

そんなわけで人生初、
街中まで歩いてみたが片道30分程度で余裕だった。

明日も歩いて行こうと思う。



今日のラインナップは
『シチリア・サマー』と『市子』


どちらの作品も
パンフレットを見て大まかな内容は知っていたが

シチリア・サマーのほうは
まさか実話が元になっていたとは知らず、
ラストが衝撃的だった。


少年2人が恋に落ちるストーリーなのだけど
右側の少年、ニーノの方は家族仲がよく
「人間らしい」生活を送っている。

シチリアでの
古き良き家族団欒の風景に
やっぱこう言うのが人としての本能的な
幸せのかたちなんだろうね〜と思わずにはいられない。


一方、写真左側のジャンニは
同性愛者であると言う理由で
町の人たちにからかわれ、はぶかれ、
義理の父親には「おまえが自○してもかまわない」とまで言われ

ニーノとは正反対の劣悪な環境で生活している。


それなのに最後の最後、
正しさの枠におさまりきれなかった2人を
暴力でねじ伏せ根絶までさせようとしたのは

「人間らしい」愛に満ち溢れていたはずの
ニーノ家族サイドのほうだったから
複雑な気持ちだった。


いつか機会があれば
『アデル、ブルーは熱い色』とセットで
観直したいと思った。なんとなく。




シチリア・サマーを観終わって
直ぐに『市子』を観たんだけど
昨夜あまり眠れてないからか
中盤から気持ちが悪くなってしまい
あまり覚えてない。

重い内容ではあったけど、
気持ちが悪くなかったら
十分満足できる内容だったと思う。

ぐっさんと回鍋肉をモリモリ食べてた女の子が
おちよやんを経て
市子になったのだな…と感慨深かったねぇ。
(おちよやんで初恋相手役だった
若葉竜也さんが相手でしびれた)



映画好きみたいな雰囲気で書いたけど
そんなわけではない。

本当は2、3時間身動き取れない
映画館は苦手なのに、
「どれをみようかな」と
パンフレットを見つつ吟味する時間と

いい映画だった場合、
本以上にどっぷりと自分の世界に浸れる
あの時間が好きでわざわざ行ってしまう。



明日は『枯れ葉』と、
気持ちが悪くならなければ
デジタルリマスター版の『アメリ』を観たい。




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