【有益回】焼菓子最強種「スコーン」
スコーンを昨年秋から販売を開始し、もうすぐ1年が経とうとしています
ワンオペではありますが、約7000個ほど販売し、スコーンのおかげで経営が成り立っているといっても過言ではありません
販売開始当初は、こんなにヒット商品になるとは思っていませんでした
ほんと、購入いただいたお客様に感謝以外の言葉が思い浮かびません
なぜここまでスコーンが売れたのか?
ポイントは2つあります
1.材料の選定と製法
2.バリエーション展開
それぞれのポイントを詳しく説明します
1.材料の選定と製法
スコーンはシンプルな素材の味がそのまま味に影響するお菓子です
そのため材料の選定は、多くの材料を調べてみたり、試作してみたり、時間をかけた方が良いです
特に、材料の大半を占める小麦粉・バター・砂糖は重要です
・噛みしめるほどに旨みを感じられる小麦
・中力粉もしくは薄力粉と強力粉のブレンドもおススメ
・バターは必ず100%純粋なものを使用(マーガリンなどが混ざっていないもの)
・砂糖は、きび砂糖がおススメ、風味と旨みがプラスに
次に製法についてです
基本はサブラージュ法だと思います
その製法で生地を仕込んだ後にまとめた生地をそのままくり抜くか、パイ生地のように何層にも折り込んで成形するかに分かれます
当店は折り込み生地で成形して、焼成後に断面がパイ生地のように層になっているとことがポイントで売れた1つの要因です
ただし、スコーンは膨らむ状態や層の重なりの状態で焼き上がりに同じものはありません
(それが良い点だったり、悪い点だったりしますが・・・)
2.バリエーション展開
スコーンはアレンジがしやすい焼菓子です
また季節ごとに色々な種類のスコーンを販売することでお客様が楽しみに感じていただけて、リピートに繋がりました
さらにそこから好循環が生まれ、季節の味を堪能したあとは、やっぱりオーソドックスなプレーンが好きということでリピートに繋がりました
その繰り返しで固定客が増えたことも売り上げに直結しました
ここでアレンジの考え方について説明します
1.生地自体に混ぜ込む方法
チョコチップ
ナッツ系
バナナ
フィリング系
この中で水分を混ぜる原材料は全体の配合バランスがくずれるので注意が必要です
2.生地にサンドする方法
餡(こし、つぶ、桜など)
ジャム(必ず耐熱タイプ)
耐熱じゃないと焼いている途中で流れ出てしまいます
このサンドする方法が特に優秀❗️
プレーン味のスコーンは特に多く仕込むので、同じ生地でアレンジができることが、効率アップになります
耐熱性ジャムの一例
これから秋シーズンに入ると、サツマイモ・栗・かぼちゃなどスコーンとの相性がよさそうな素材がたくさん出てきます
お客様視点からも興味をそそられる素材のスコーンです
最後にまとめると・・・・
焼菓子最強種「スコーン」は、パンと同じ分類になるので、朝食や間食、昼食での需要があります
その中で、こだわりを追究し、しっかりお客様に伝え、味で納得いただき、季節ごとにバリエーションを展開し、楽しみにしてもらうこと
お客様の期待に応えられるように、製法や材料、組み合わせ、打ち出し方などの勉強を継続すること
リピーターのお客様を徐々に増やしていくことで、そのリピーターから新たなリピーターが生まれます
本当にスコーンは、焼菓子の中でも可能性が無限大なお菓子だと実感しています!
作り手としても、次回はどんな味のスコーンするか楽しみでもありますし、お客様も楽しみにしてくださっています
突然売れることはないので、あきらめずに継続して売り込むことも重要です
今後もスコーンを極めるために情報発信していきます
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