【保存版】お菓子屋の店舗コンセプトはとにかく考えろ
お店を始めるときに決めるコンセプトは、以前の記事でブレないで、継続することの重要性を書きました
今回はもっと詳しく説明します
1.明確な目標
<ターゲット顧客の明確化>
a) 詳細なお客様のプロファイリング
行動パターンの分析:日常生活の中でのお菓子の位置づけ
情報収集手段:SNS利用傾向、雑誌購読、口コミ重視度など
b) 心理的特性の把握
購入決定要因:味、見た目、ブランド、価格、健康面など
感情的ニーズ:癒し、贅沢感、懐かしさなど
ソーシャルニーズ:SNS映え、ギフト需要、コミュニケーションツールとしての利用
c) 地域特性の詳細分析
商圏内の人口動態:年齢構成、世帯収入、教育水準など
地域文化や食文化との関連性
観光客や外国人居住者の影響
d) ライフステージ別アプローチ
学生、社会人、子育て世代、シニアなど各世代のニーズの変化
e) 顧客の時間的変化の考慮
平日と休日の行動パターンの違い
季節による嗜好の変化
ライフスタイルの長期的な変化トレンド
明確な目標を決める要素はたくさんあります
どこまで詳細な部分まで決めるかは個人の判断になりますが、事業を継続的に進めるにあたり、深くまで追求した方が、後々効果を発揮すると思います
2.商品の決定
a) 商品ラインナップ構築
基幹商品:店の顔となる看板商品の開発
「このお店といったらこの商品」に結びつくものはとても大事です
例えば、よく見かける「〇〇ロールケーキ」などがあります
定番商品:安定した売上を確保する商品群
クッキー、マドレーヌ、フィナンシェなど誰もが知っていて安心して購入できるお菓子
利益もしっかり取っていきたい商品群なので、販売価格は慎重に決めましょう
季節限定商品:四季や特定イベントに合わせた商品
毎回同じ商品のみだと飽きてしまうので、季節ごとの商品も大事です
季節イベントごとの商品を販売することによって、よりお客様が定着し看板商品、定番商品が安定して売れる仕組みを作れます
b) 商品開発プロセス
市場調査:トレンド分析、競合商品研究
世の中の流れは早いので、常日頃からアンテナをはって調べて、取り入れることも欠かさないでください
試作と改良:味、食感、見た目の最適化
良いと思ったものも作ってみないと分からないこともあります
新しいことには積極的に挑戦しましょう
c) パッケージデザイン
ブランドイメージの反映:色彩、素材、形状の統一感
お店の象徴ともなるロゴは集客や売上にも直結するくらい大事
最近はAIの活用事例もあるので、プロに高価な費用をかけづとも作成できると思います
3.ブランディングと差別化
a) ビジュアルの開発
ロゴデザインの作成:シンプルで記憶に残るデザイン
カラーパレットの選定:ブランドイメージに合った色彩の組み合わせ
タイポグラフィの選択:文字フォントによる印象づけ
パッケージデザインの統一感:全商品を通じた一貫性
b) ストーリー
★★★この項目とても重要です★★★
バックグラウンドと理念の物語
どんな想いでお店を開業し、商品のどんな想いを込めたのか
この想いをお客様と共有する、そして「ファン」になってもらう
★★「ファン化」★★これが特に大事です、今回は詳しく書きませんが・・・
商品開発秘話や原材料にまつわるエピソードの共有
ただのクッキー、ただのマドレーヌの説明ではお客様には響きません、こだわったものがあればしっかり伝えること
コンセプトが事業を進めるにあたり、判断する材料になります
「新しい商品販売」「新業態」「人材教育」など、挑戦するときに販売に迷うことが必ず出てきます
その時に振り返るのがこのコンセプトです
何度も書きますが、これから起業される方、起業していてもまだ明確なコンセプトが決まっていない方は、この際にしっかり考えてみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました
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