【真実は見えるか!シリーズ第二弾】謎のNZD高を追う!10月から12月のアノマリーは本当か! 24/8/24
Yan氏で~す。
インパクト!!!
追記
この記事には後編がありますダイジェストの最後に載せておきます
最初にいつものダイジェストです
乳製品は確かに出荷されている。その上、観光客が増加する傾向があり、NZドル高要因となる可能性は捨てきれない!がNZD高のアノマリー絶対性はなかった!
要点です
乳製品輸出: 9月から12月は乳製品の生産・輸出が増加する時期で、NZドル高に寄与する可能性。
アノマリー: 過去のデータからは、11月のNZドル高のアノマリーは明確に確認できない。むしろ、全脂粉乳先物の価格動向がNZドルの動きと連動している可能性。
金利: 過去のNZドル高は金利上昇局面で発生していたが、今回は利下げ局面でのNZドル高であり、従来の分析では説明できない。
NZドル高は、悪材料出尽くし、季節アノマリー、市場心理などが複合的に作用した結果と考えられる。しかし、今後の経済指標やRBAのスタンス、世界経済の動向によっては下落するリスクもあるため、注意が必要である。
深掘りですが
今回は、NZドル高の謎を解き明かすため、従来のファンダメンタルズ分析だけでなく、市場心理や季節アノマリーに着目していますまた、具体的なデータやチャートを用いて論証してみました。
結果はNZドル高の要因についてはまだ不明確な部分もあり、今後の動向を見守る必要があります。また、投資判断はあくまで自己責任で行うべきであり、この記事の内容を鵜呑みにしないように注意が必要です。
8/25 追記 この記事には後編があります
こちらからお願いします
ここから本文です
昨日はYEN蔵さんのライブで多くの方に絡んで頂きありがとうございます
ライブ中に質問で、私がファンダ内容と実質な動きが合っていないのはなんですかという質問にYEN蔵がAUDNZDであると答えて頂いたのですが、YEN蔵さんのほどの方でも、不思議に思う動きなのですね
そんなAUDNZDですが、報道されているファンダメンタルでは、NZDが弱くなると誰もが予想します。
私のブログを読んでいる方なら、AUDも多くの問題があるのを理解していると思います。RBNZが市場との会話なしに利下げをしたのは、なぜだろうかと今さら考え直しています。
おそらく、NZDは弱くならないという自信があったのではないかと
利下げした二日後の会見で、オア総裁は今後も利下げの可能性を発進しています。国内では報道され、ロイターでは取り上げられませんでした。私はこれでAUDNZDのロングを入れて、3万の負けで損切をし、オーストラリア側の動きがおかしいと思い、以後は手を出していませんが、多くのトレードはこの一連の動きに騙されたのではないかと思います。
実際にはNZDは買われています。次週もそうなるかというとそれは解りませんが、月末であるなら、反対売買がおかしくないです。
ロンフィクでのポンドルと同じように、オセアニア通貨もNZDがクローズして反対売買が出るのかを注視してみます。
それに関連し、ライブ中で、多くの方が気になっているだろう
10月から12月までのアノマリーでニュージーランドドルは買われるかの検証を致します
では、直近の出来事ですが、8/14のNZDで利下げをしたNZDがその後売られていないのが不思議だと思う方が多いようです
私もオセアニア経済情報を追っていますが、それなりに記事の中で、AUDNZDの動きを見てますが、米金利が下がるからnzdが強いとか、AUDは実際には弱いとか色々と考えています。
今日まで書いた記事をまとめてみました
AUDNZDでの対比でみてください
1. 市場心理と期待感の逆転
利下げ後のNZドル高: RBNZが利下げを実施したにもかかわらず、その後はNZドルは上昇しました。これは、市場がすでに利下げを織り込み済みだったのか、急速に織り込んだことではないかと思います。そしてさらなる利下げの可能性があるものの、外貨を稼ぐ季節に入るのと、これ以上悪くはならないと市場は判断したのではないかと思います。実際にAUDNZDをトレードするのは両国が一番多いはずです、しかも実需ではないかと考えられます。
豪ドルの弱さ: 一方、オーストラリアではRBAのタカ派的な姿勢にもかかわらず、市場では利下げ期待が高まっています。これは、豪ドルに対する売り圧力となり、相対的にNZドルが買われる要因となっています。
別記事の中で、オーストラリアの4大銀行の預金利率が下がったのは書きましたよね。今日はその記事の詳細が出ています(実際には複数の銀行)
この記事は、オーストラリア準備銀行(RBA)が金利を引き下げていないにもかかわらず、一部の銀行が定期預金や住宅ローンの金利を引き下げた理由と、それが家計に及ぼす影響について解説しています。
主なポイント
定期預金金利の引き下げ: コモンウェルス銀行、NAB、ANZ銀行を含む複数の銀行が定期預金金利を引き下げました。これは、世界的な金利動向や銀行の資金調達コストの低下を反映しています。
住宅ローン金利の引き下げ: 一部の銀行は、新規顧客向けの固定金利と変動金利の住宅ローン金利を引き下げました。これも、世界的な金利動向の影響を受けています。
影響を受けるのは新規顧客のみ: これらの金利引き下げは新規顧客のみが対象であり、既存の定期預金や住宅ローンの金利は変更されません。
銀行の思惑: 銀行は、金利引き下げを通じて顧客のニーズを満たし、コストを管理しようとしています。また、世界的な金利動向を先取りし、将来の収益性を確保しようとする動きもあります。
家計への影響: 今回の金利引き下げは、新規の定期預金や住宅ローンを検討している人にとっては有利ですが、既存の顧客には直接的な影響はありません。ただし、定期預金金利の低下は、銀行の収益性を低下させ、将来的に他の金融商品にも影響を与える可能性があります。
今後の見通し: 大手銀行は、RBAが年内に金利を引き下げると予想していますが、RBA自身は金利引き上げの可能性も排除していません。今後の金利動向は、経済状況やインフレ率など、様々な要因に左右されるでしょう。
今回の銀行による金利引き下げは、世界的な金利動向を反映したものであり、新規顧客にとっては有利な状況です。しかし、既存の顧客には直接的な影響はなく、今後の金利動向には不確実性が残ります。家計は、自身の金融状況に合わせて、慎重に金融商品を選択する必要があります。
2. 経済指標の解釈
NZの経済指標: 小売売上高の減少や電力供給危機など、NZ経済の減速を示す指標が続いています。しかし、これらの指標はすでに織り込み済みであり、市場は今後の改善に期待している可能性があります。指標が出る前から現地のエコノミストの間では、悪いは予想がついていたのでしょう。
豪の経済指標: 豪州でも製造業の低迷や雇用への懸念など、ネガティブな指標が出ています。これに加えて、中国経済の減速懸念も豪ドルの重荷となっています。
3. その他の要因
米ドル安: 世界的な米ドル安の流れも、NZドルを含む資源国通貨の上昇を後押ししています。
輸出価格の上昇: NZの輸出価格の上昇も、NZドル高の要因となっています。
政治的安定: NZの政治状況は比較的安定しており、これもNZドルの買い安心感につながっている可能性があります。
市場は、NZ経済の減速を織り込み済みであり、今後の改善に期待していると考えられます。一方、豪ドルは、RBAのタカ派姿勢にもかかわらず利下げ期待が高まっており、中国経済の減速懸念も相まって、売られやすい状況にあります。これらの要因が、現在のNZドル高、豪ドル安の状況を作り出していると考えられます。
って感じなのですが、これで納得できるかはこれを読んだ人次第です
ただ、オージも弱い訳ではなく、NZDが良く解らない謎のフォース(笑)が出ているのでしょうね
そのフォースの正体を考えてみます
NZドルが利下げ発表後も上昇したのは、悪材料出尽くしと捉えられた可能性が高いです。市場はすでに利下げを織り込んでいたため、実際の発表が予想通りだったことで、むしろ安心感が広がったと考えられます。
また、9月から11月にかけては、季節的なアノマリーによりNZドルが上昇しやすい傾向があります。これは、過去のデータから統計的に確認されている現象であり、市場参加者の間でも広く認識されています。
さらに、NZ経済の指標が悪くても「織り込み済み」と判断されているのは、NZ経済の底堅さというか、通貨としてこれ以上の安くなると思えないくらい安いので底ではないかという底堅さに対する信頼があるからかもしれません。NZは、政治的安定、豊かな天然資源、堅調な輸出など、経済の基盤が比較的しっかりしているため、一時的な悪材料にも耐えられると市場が判断している可能性があります。
ただし、「これ以上は悪くならない」という考え方は楽観的すぎるかもしれません。経済状況は常に変化するため、予期せぬ悪材料が出現する可能性は常にあります。
したがって、NZドルへの投資を検討する際は、教科書通りの回答なら以下の点に注意する必要があります。
今後の経済指標: 今後の経済指標が市場の予想を下回る場合、NZドルは下落する可能性があります。
RBNZのスタンス: RBNZが追加利下げを示唆した場合、NZドルは下落する可能性があります。
世界経済の動向: 世界経済が減速した場合、リスク回避の動きからNZドルが売られる可能性があります。
という感じです
これでは、面白くないので、深堀というか今日の本題です
資源国通貨としてのNZDはニュージーランドの豊かな天然資源がポイントです。それはどんなものかですが、主に以下のものが挙げられます。
牧草地: 国土の大部分が牧草地で覆われており、酪農や畜産が盛んです。乳製品や羊肉は主要な輸出品であり、高品質なことで知られています。
水資源: 雨量が多く、湖や河川も豊富で、水力発電による電力の供給が可能です。また、きれいな水資源は、観光資源としても活用されています。
森林資源: 国土の約3割が森林で、木材やパルプの生産が行われています。持続可能な森林管理が行われており、環境への配慮もされています。
海洋資源: 島国であるため、豊富な海洋資源があります。漁業が盛んで、特にホキやキングサーモンなどは高級魚として知られています。
地熱資源: 火山活動が活発なため、地熱資源が豊富です。地熱発電による電力供給や、温泉などの観光資源としても活用されています。
鉱物資源: 金、石炭、鉄鉱石などの鉱物資源も存在しますが、埋蔵量はそれほど多くありません。(意外とアルミです)
これらの豊かな天然資源は、ニュージーランド経済の基盤となっています。特に、酪農や畜産、林業、漁業などの第一次産業は、輸出の主要な部分を占めています。また、美しい自然環境は観光資源としても重要であり、多くの観光客を惹きつけています。
乳製品は後でやります
先に、美しい自然環境ですね
誰も言わないのですが、確かにキレイな自然です
観光客は多いはずだと思います。調べました
おお!。毎年11月がピークです
しかし5万2800人って意外と少ないですね。しかもコロナ前の水準に戻っていない。6月から増え始めるのですね。
ではその11月に何があるのでしょうか
春なので、美しい自然が人気なのですね
9月は少な目で、10月は中国人が多いようです。そして11月は日本人も多くなるようです
一応は、NZDに両替するので、NZD高要因です
一般的に、11月はニュージーランドでは春にあたり、気候が温暖で過ごしやすい時期です。また、花の開花やアウトドアアクティビティなど、自然を楽しむのに最適な季節でもあります。これらの要因が、観光客増加の一因となっている可能性があります。
さらに具体的な理由としては、以下のようなものが考えられます。
学校の長期休暇: ニュージーランドでは、11月から12月にかけて学校の長期休暇があります。そのため、家族旅行などで観光客が増える可能性があります。
イベント: 11月には、各地で様々なイベントが開催されます。例えば、オークランドでは毎年11月に大規模なサンタパレードが行われ、多くの観光客を集めています。
航空券の価格: 航空券の価格が、11月は他の時期に比べて安くなる場合があり、これも観光客増加に繋がっている可能性があります。
とは言っても、数が少ないですね。今年の観光客はどれくらい増えるのか
続いて乳製品です。これがやっかいなのですね
指標があるようでないのです。ニュージーランド統計局で、英語のワードなので大変に見つけるのに苦労します
日本で、ニュージーランド乳製品のレポートがあったので代用します
まずはこれです
独立法人 農畜産業振興機構 23年8月号から
1年のサイクルをまとめてくれています。ありがとうございます。
これは解りやすく見やすいです
8月から急激に増えるのですね10月がピークで下がり始める
もう一つ記事を 2018年の記事です
ほぼ全力で、売っているのが解ります。ここで外貨を稼がないといけないのですね
ここで、チャートを見ますが、正直に言って、イメージとは違う結果です
右軸の紫が、アメリカ10年金利です。 赤がNZ10年金利です
ほぼ同じ動きです
では2014年から
白線が7月です
2014年 結果1勝4敗
8月陰線。9月陰線。10月陰線、11月陽線、12月陰線
2015年 結果3勝2敗
8月陰線。9月陽線、10月陽線、11月陰線、12月陽線
2016年 結果2勝3敗
8月陽線、9月陽線、10月陰線、11月陰線、12月陰線
2017年 結果2勝3敗
8月陰線、9月陽線、10月陰線、11月陰線、12月陽線
2018年 結果2勝3敗
8月陰線、9月陽線、10月陰線、11月陽線、12月陰線
2019年 結果3勝2敗
8月陰線、9月陰線、10月陽線、11月陽線、12月陽線
2020年 結果4勝1敗
8月陽線、9月陰線、10月陽線、11月陽線、12月陽線
2021年 結果3勝2敗
8月陽線、9月陰線、10月陽線、11月陰線、12月陽線
2022年 結果3勝2敗
8月陰線、9月陰線、10月陽線、11月陽線、12月陽線
2023年 結果3勝2敗
8月陰線、9月陽線、10月陰線、11月陽線、12月陽線
まったくの関連性がないのですね。
アノマリーは結果だけ見るとないです
11月だけ、取り出しても10戦6勝4敗です
これもアノマリーっとは言えないです
では見方を変えてみます
このチャートをご覧ください
11月の陽線確率はこの10年で5割です
ただ、10月と同じトレンドになるのは100%です
つまり10月が陽線なら11月は買われ、10月陰線なら11月は買われないと見ています。
こちらの方がアノマリーとしては成り立っています
もう一つ Ⅲ級ミルク先物
こちらは2016年からですが、
こちらは8戦4勝4敗で50%です
ちなみにこれも整合性は薄いと思います
今年は既に、牛乳の価格が上がり始めています
前回の記事で、その予兆を書きました。8月から生産が増え、9月から出荷だ増えます。10月に陽線ということは売れているなら、11月は陽線である可能性があります。
その位しか整合性を見つけられませんでしたね
後は、9月10月のニュージーランド統計局の輸出を見るしかないですが、現在、私が調べた限りでは、10月から12月に乳製品価格は上がり、買われるのは間違いなく、NZに観光客が11月がピークになるのは間違いないですが、NZDが買われるというアノマリーは発見できませんでした。
むしろ、全乳粉の先物を見ていたほうが当たる可能性があるという結論になります。
NZDUSDにUS10Yを重ねたチャートを見ていて思ったのですが、金利が上がる局面では、NZDが買われていた経緯があるのですが、今回はなかった、もしかしたら、デフレではなく、インフレ時の利下げだと、通貨の価値感が多少変わるのかもしれません。一定期間の後に、整合性に基いて戻るのかもしれませんが、明らかに過去とは違う動きです。
今年には結論でない値動きですが、利下げ局面でのNZDはAUDに対しては強くなるのは変わりそうにないです。案外これが真相かもしれません
トレードはその時のトレンドによるものです、トレンドはファンダメンタル
で決まります。日々の経済動向を確認して参ります
今後共によろしくお願いいたします
そんな感じです
あとがき
昨晩のYEN蔵さんのライブで一つ言っておきたいことが、
私は、立憲民主党が国会で植田総裁への質問内容は別にしても、NISAで損をしたという発言というか前説をしたあとに植田さんに質問するのはいかがなものだと思った次第です。
投資はリスクがあるという事実を知らずにやっている方が問題だと思いましたね。最初の方でその内容を聞いたので、やっぱり無理と思った次第です。
ついでに言わせてもらいますが、建築業界で働いている多くの人や、インフラ系の働いている人で政治に多少詳しい人は、民主の流れをくむ政党は良く思っている人は大変に少ないのではと私は思います。土建業や建設業界を無駄金とか煽り、イメージをダウンさせた政権というふうに思っているのではないでしょうか。東日本の時、多くの土建業が倒産した後だったことは報道されていない。リーマンで痛手を被っていた土建業界。追い打ちだった民主政権。そこまで追い込まれた自民も悪いのですが、あの時、何かが変わったと思った方は多いはずです。その当りの心情がでてしまったのですかね
以上です
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