4.1.1 危険なことをさせる
母親には理解不能な男の子の冒険心
男の子はとにかく「危ないことほどやってみたい」らしい。
息子たちが小さいときも、「とにかく階段から飛び降りたい。」「滑り台は下から登りたい。」「木の枝を振り回したい。」そんな事ばかり。
こういうことは多くの母親には理解しづらいことなんじゃないでしょうか。男の子を持つママ友と会えば「危ないことしかしない!!」といつも話してました。
でもちょっとしたケガはよし、というぐらいで冒険させたほうが、あとあと本人のためになることもあるのかなと最近は思います。結局自分で経験したことから学ぶのが一番効果があるからです。
そして危ないことは絶対に学校ではやらせてくれません。親の監視のもとで、ある程度危険なことも経験させることは、大事。具体的に何が危険かを知ると、安全に意識が向くから。
キャンプは最高の学び場
我が家ではキャンプによく行くのですが、マッチを擦って火をつけられるように練習させます。
まぁ、最初は怖くて擦れない。
次に火が付いたはいいけど、マッチの火を下にしてると、自分の指をやけどします。で、「あつっ!」ってなって放り投げる。火が付いたら、すぐに上に向けないといけません。
そんなことも、自分でやってみなければ分からないこと。「熱い!」と感じると共に、「火って危ないんだな」と体感させることが、実は火を安全に取り扱うための第一歩。
もっと安全に火をつける道具もあるけどね。まずはマッチでやってみるのをおすすめします。
台所も最高の学び場
台所も危険がいっぱいの最高の学びの場です。長男の時は、ピーラーを1歳で、包丁を2歳で持たせはじめ、幼稚園の時には小さい和包丁を渡してやりました。刃物も火と同じで、扱い方次第では便利な道具にもなり、危険なものにもなる。それもやっぱり経験から学ぶしかないんですよね。
この本はすごく参考になりました。
わかっちゃいるけどできないよね
でもこう書きながらも、思う。
今の私には無理やな。絶対に無理。
(現在男子3人ワンオペ気味、フルタイム平日19時帰り、土日はゾンビ化な日常)
ま、あの時は付き合ってやる時間も体力もあったんですね。
でも時間や体力があったとしても、やっぱり躊躇するっていう人も多いと思う。わかっちゃいるけど…ね。
結局躊躇する理由って。。。
結局時間や体力があったとしても、やらせたくないのって、「危ないから」なのか?
本当のところは「自分が面倒ごとに巻き込まれたくないから」なのか?
実は後者が本当の理由っていうことも多い気がします。
面倒ごとというのは、
「怪我したら病院に連れて行かなくてはならない」(予約しても〇時間待ち、しんどい)
「一緒に料理をすると台所を散らかされる」(片付ける手間が増える、しんどい)
まぁ危険なことに限らず、子どものやりたいことの付き合うのはだいたい面倒ごとを伴うんですが。。。
「危ないから」を言い訳にしない
「危ないからできません!」はどっからどう見ても道理にかなっているので、反論しようがない。
「危ないから」は、やらない、やらせない言い訳として最強で、かつ、親はいつでもそのカードを切れるし、適切でない場面でも乱用できるってことを自覚しておかないと、それを盾にしていくらでも子どもの学びの機会を奪うことになりかねません。
だから、「危ないからダメ」って言いそうになった時、「本当は私が面倒くさいからでは?」って振り返ることと、やっぱり自分が面倒だからだなって自覚した時には、せめて「危ないから」じゃなくて、「お母さん今は付き合う元気ない。ごめん。」って正直に言うようにしなきゃな、とは思います。
こどもの「英語の絵本読んで」に毎回は付き合えなかった母だけど、なんとか英語が好きな子には育ってます。著書「子どもが英語好きになっちゃった」↓
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