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応募書類作成の注意点②

引き続き、応募書類作成の注意事項を書いていきます。

職務経歴書も正確さが重要であるのは言うまでもありませんが、「わかりやすい・読みやすい」を基本に、最大3枚以内でまとめてみましょう。

職歴が多かったり、長かったりすると、どうしても分量が多くなります。その場合は、1ページ目に「職務要約」として、経験した業務ごとに要約を記載するといいでしょう。
(職務経歴書は、通常在籍した会社ごとの記載になる)

経歴を記載するとき、気をつけたいのはその用語が一般に通じるものか、それとも業界や会社でしか通じない用語なのか、ということ。
また、管理職の場合は、部署の人数なども書いておくと親切です。
世の中には200人部下のいる課長も、部下が一人もいない部長もありえます。

本人にとっては、当たり前すぎてそのまま普段使っている言葉でも、そのまま記載することが不親切になることもあります。
例えば、貿易に関わる人なら誰でも知っている「乙仲」なんて、一般の人にはポカーンでしょう。

誰にでもわかる平易な言葉で書くこと、また、「盛り過ぎない」ように注意しましょう。
職歴が少なかったり、正社員の経験が無かったりすると、アルバイト経験などで、リーダーシップを発揮したことなどを盛って書きたくなるもの。
多少ならOKですが、実態と乖離していると信頼性に疑問符がつきます。

障がい者雇用の場合の配慮事項については、過不足なく、ということを意識してください。
応募書類全体に「過不足なく」は大事ですが、特に配慮事項では重要な要素となります。

書類選考を通過するために、配慮事項を過少に書くことも「これで大丈夫か?」と思わせることもあるので、第三者(支援者など)に見てもらうことが望ましいです。
(本当は配慮してほしいことなんて、本人にしかわからいのですが、応募書類である以上、読み手を意識せざるを得ないのです)

その他、障がい者雇用の場合、例えば具合が悪くなった時の対処方法などが記載してあると、採用側は安心できます。

最後に、面接の際、応募書類の写しを机の上に広げていることは、私は全く気になりません。
でも、何故か書類は全部しまってください、と言う面接官もいるようです。
仮に障がい者雇用だとしたら、それは明らかに圧迫面接です。面接官の方がもし読んでくださっていたら、是非おやめください。

応募書類をしまわせないと見抜けない「何か」があるとしたら、プロの面接官とはいえないと思います。

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