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嫁いらず観音院

天平9年(737年)に名僧行基菩薩によって開基と伝えられ、行基自作の十一面観音を本尊としてお祀りし、樋の尻観音といいますが、このあたりでは「嫁いらず観音」の俗称で知られています。 年老いた人たちが「老いても嫁の手を煩わすことなく、健康で幸せな生涯を全うできる」という霊験があり、嫁不要(よめいらず)の観音様といわれています。
縁日に当たる春と秋の彼岸の中日(春分・秋分)や、毎月第3日曜日の月例祭当日は、中国・四国はもとより、広く全国からも参拝者があり、その多くは中老年の人たちで延べ数万人にのぼります。
裏手にある樋の尻山西国33観音霊場巡りも人気で、トレッキングコースとしても好評の場所です。さすり観音のある頂上付近には休憩所があり、晴れた日の眺望は格別です。
また、開山1260周年と鉄道井原線開業を記念して、平成11年1月に、本尊・十一面観音像の元の姿とされる「聖観音菩薩」(国内最大級の石仏)が建立されました。
「聖観音菩薩」の本体は高さ7.7m・重さ38tで、一本の石づくりの仏像としては国内で最大級とされ、二つの蓮華・台座まで含めると11m・88tとなり、設置用の土台まで約12mの高さとなります。

「行基ウォーク」第1弾は「嫁いらず観音院」ですね。

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