長女のこと⑦1年生の学習がしんどくなってきた
1年生の6月から、家庭学習が始まった。
学習した内容が1枚のプリントになっていて、毎日取り組むことになっている。
最初はひらがな、数の学習など、分量も多くないためこなせていたし、学童にいる間に終わらせることができた。
6月にあった個人面談でも、まだ学習が進んでいないこともあり、担任の先生からもそこまで学習の遅れを指摘されることがなかった。
日が進むに連れ、少しずつ、長女にとっては学習が難しくなってきた。
宿題も学童でできなかった分を家でするようになった。
算数ではたし算、ひき算の意味を捉えることが難しかった。問題を読み取ること、立式することが難しかった。
国語では、ひらがなを見て書くことまではなんとかできた。ただ、読むのがとにかく難しい。文字として認識しているが、つなげて言葉や文のまとまりとして読むことができない。
音読は宿題の中では最難関となった。
そもそも帰ってくるのが18時過ぎで、家に着く頃にはもうヘトヘトで宿題の続きをする気力は残っていない。
私も仕事から帰ってきて、慌ただしく家事をこなす合間に、宿題を優しく教えることがなかなかできなかった。
今考えると、今ではさせないような無理をさせてしまうことも多かったと思う。
学習が楽しくなる工夫、その子に合った学びの方法、職場では考えていることが長女にはなかなか通用しなかった。
親子共にきつい時期だった。
ただ良かったのは、私が3人目の産休に入るのが10月に控えていたことだ。
なんとか産休までは乗り切ろうという気持ちだった。
そして救いだったのは、宿題は極端に嫌がるものの、学校に行きたくないということは言わなかったことだ。
学習はわからないことが多いが、友達はいるし、今のクラスが楽しいようであった。
個人面談でも仲良しの友達の名前を教えてもらってホッとした。
そして束の間の休息の夏休み、できる範囲で学習に取り組ませようと思った。
宿題を出している側が言うのはおかしいが、発達がゆっくりな子たちにとってはなかなか辛い宿題も多いなと感じる。
やはり通常学級ではきついなと本気で思い始めたのが、夏休み明けの頃だった。