誰かを笑顔にできる幸せ
年明けから悲しいニュースに心が痛む日々だった。
被災地域のために出来ることはわずかだが、娘たちに今地震によって、とても悲しい思いをしている人たちがいることを伝えた。
自分に起きたことではないと出来事から目を逸らすのではなく、相手の立場にたって想像したり、思いやれるようになってほしいなと思っている。
地震と関係なく、年明けには娘たちのひいおばあちゃんに会いに行った。
有難いことに、娘たちには90を越えるひいおばあちゃんが3人元気で暮らしている。
車で行ける距離に住む2人には、毎年正月には顔を見せるようにしている。
うちは3人の娘たちがいるが、とにかくどこに行っても騒がしい。
高齢のおばあちゃんが疲れやしないかとヒヤヒヤするが、いつも行っただけで喜んでくれる。
施設で生活するひいおばあちゃんには、毎年顔を見せに行ってはいたものの、コロナ禍の頃はガラス越しにしか会えなかった。
今年初めて、家族5人全員で面会することができた。
ひいおばあちゃんは、久しぶりに会うひ孫に抱きついていた。
なんて良い笑顔をするのだろう、と私の方が涙が出そうになった。
ああ、この子たちの存在はそれだけで誰かを笑顔にすることができるのだな。
それは素晴らしいことだと思った。
そしてそのことを娘たちにしっかり伝えていきたいと思った。
あなたたちがいるだけで、笑顔になれる人がいるんだよ。
大きな地震があって、大切な人と会うことができる日常は、かけがえのないものだと改めて感じた。
一日、一日を大切に生きること。そして周りの人を笑顔にすること。
そんな一年にできたらと思う。
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