あの映画(THE FIRST SLAM DUNK)を観ると兄を思い出す
※映画THE FIRST SLAM DUNKのちょっとだけネタバレがあるので、これから観る予定の人は読まない方がいいかもです。
また漫画のスラムダンクを全く知らない方はよく分からない内容かもしれません。
私はTHE FIRST SLAM DUNKが大好きです。
普段映画を映画館で観ない私ですが、2回映画館で観てDVDになってからももちろん観ています。
もともとスラムダンクが大好きで漫画は昔に全部読んでおり、映画の中で各キャラクターがリアルに動くのをみると心躍ります。
そして山王戦も結果を知っているのに毎回ドキドキします。あの感覚はなんなのだろう。
映画の冒頭での宮城リョータとソータの1on1のシーンをみるといつも、兄を思い出します。
私にも5つ上の兄がいて、子どもの頃はよく遊び相手になってもらっていました。
家の車庫に簡易的なバスケットゴールにつくり、よく1on1をしていました。
シュートが外れるたびに、海南の高砂風に「ベストポジション!」と言って体をぶつけ合いリバウンドの取り合いしていた記憶があります。
サッカー、野球、ボクシング等と2人でよく遊びましたが、5歳差もあると実力差が明確です。
本気で立ち向かう私と、あしらう兄。
それでも、最後にはいい勝負になるように調整しながら楽しませてくれる兄には優しさがありました。
兄は私とは真逆の性格で、社交的で友だちが多く、いつも冗談を言ってばかり。
そんな兄に対して憧れに近いものがありました。
学年が上がり、自分が中学校になると一緒に遊ぶことはすっかりなくなり、会話をすることもなくなりました。
思春期と年齢差のせいでしょうか。
そんな兄が25歳の時に入院しました。
原因不明の熱。
病院のICUにいる兄をみると、もし、このまま亡くなったらと考えると急にこわくなりました。
片割れがフッと消えそうな感覚。
たった一人だけの兄弟がとても貴重な存在であることに改めて気付かされました。
兄は、その後無事に回復し現在も元気に過ごしています。
今は、子供の頃みたいに仲良く遊ぶわけではないけど、たった一人だけの兄弟。
特別な存在というのには変わりありません。
THE FIRST SLAM DUNKを観るたびに、なぜか兄と遊んでいたあの頃の景色を思い出します。
余談
映画の後半でリョータの妹の、「生きてたらね」のセリフに毎回泣いてしまいます。
スラムダンクでは1番好きなキャラクター神宗一郎です。全然今回の映画に関係ないですけど。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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