見出し画像

看護研究はなかなか完成しない

看護研究。

これが好きな看護師に私はまだ出会ったことがありません。


看護研究とは、看護の質を向上させるために、看護学の疑問を解明する研究です。看護の基盤となる知識を洗練させ、新たな知識を創り出すことで、患者に適した看護の提供を目指します。看護研究の目的は、主に「看護の質向上」です。看護の質が向上すれば、将来的な看護の発展に役立つだけでなく、看護師一人ひとりのステップアップにもつながります。(AIによる概要)

とのこと。ふーん。

ただ、研究なんて大層な名前が付いているけど、実際はそんな大したものではありません(もちろん人によりますが)。私の前の職場では看護師2年目の恒例イベントになっていました。

基本的には断れない雰囲気でほぼ強制的。

6分間の発表で文字数にすると約1800文字、パワーポイント10枚。発表や書くことが得意な人には簡単そうには思えるかもしれませんが、これが本当に厄介。

これの何が辛いって、休みの日に資料を揃え、休みや仕事終わりに文章を作成し、やっとできたと思い書いた文章を先輩看護師にみてもらうと、予想以上に御意見をたくさんもらい、何度も何度も修正の日々。パワーポイントも同様です。

約半年程かけ看護研究がひとつ完成します。

そして、何より辛いのはこれに対しての手当てが1円もないということ。人によっては何十時間も看護研究に時間を掛ける人もいるのに。

自己研鑽(けんさん)になるらしいけど、あまりに割に合いません。看護研究のストレスが原因で仕事を辞める看護師がいると言っても過言ではありません。

あの強制的な感じ、もうちょっと何とかならないものでしょうか。せめて手当てがある程度でないと割に合わないと感じてしまいます。もしくはコンテスト形式にして優秀なものには賞金がでるシステムにするとか。

私がこの看護研究をするのは今回で3回目。転職して初めての看護研究です。

去年の4月から取り掛かり、やっと提出でき来月の発表にたどりつきました。うぅ、長かった。



もし、今年看護研究を初めてする方がいたら2つだけアドバイスがあります。

まず6割出来たら先輩看護師に提出です。自分の中で完璧なものにする必要は一切ありません。どうせ修正が入りますから。あのひとたちは、アドバイスをするのがお仕事なのです。質よりスピードが肝心です。俗に言う根回しとすり合わせです。とりあえず書いて出してみることです。

あと一つは、指導をもらう看護師は1人に絞った方がいいということ。とくに一番決定権がありそうな人にです。複数人に意見を求めると、それぞれの考え方があるので違う意見で板挟みになって何を書けばいいのか迷い苦しみもがくことになります。

※これは看護研究が大の苦手な私の話です。意識高く自ら望んで今後の看護師の発展のために看護研究をされている方は本当に尊敬します。



看護研究に取り組んでいる全ての看護師に幸あれ。

・・なんだこの終わり。

いいなと思ったら応援しよう!