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【日記】ぼけてないリンゴ
”リンゴがぼけている”
こんな表現を聞いたことがあるだろうか。
私は長野に引っ越してきてはじめて聞いた。
やや水分の抜けモサモサと歯ごたえのなくなるリンゴのことを表現している。長野や青森などリンゴの産地でよく使われる方言らしい。
朝の空気がキンと冷えはじめ、山が赤く色づいた。リンゴの季節になり、会社の同僚に「ぼけていないリンゴ一度食べてほしい」と言われ、スーパーでリンゴを買った。今まで、独特の触感が嫌いでリンゴを好んで食べていなかった。しかし、今までの経験上、その土地でできたものをその土地で食べると最高においしいと思っていたので期待していた。
食べた瞬間、衝撃が走った。今までリンゴでは感じたことのないシャキシャキとした触感、水分がたっぷりで口の中で溢れ出し、リンゴの香りも広がる。今まで食べてきたリンゴはリンゴではない。そう思えるほど別物で、とてつもなくおいしい。
前回の投稿で果物選びは包丁を使わないものを選ぶといっていたが、あまりのおいしさに今年は何回かリンゴ買って食べている。(あっ、でも皮をむくのがめんどくさくて芯だけとってあとはたべちゃってる)それほどまでにおいしく、もっと早く出会いたかったと思っちゃう。
長野に来た際はぜひ食べてほしい。