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私的銀座線四方山話

待ち合わせは、表参道のGentle Monster。
妻は、南青山の美容院に行っている。
千葉の郊外に住んでいるので、片道1時間ちょっとかかる。

あくまで自分の主観だが、魅力ある女性って「個性」がある。

彼女も普通に綺麗なのだが、選ぶ服や靴、そして髪型など流行や若さに媚びない「個性」がある。そして、自分は個性的で大衆に埋もれない彼女が好きだ。だから、彼女の個性的なベリーショートのためには、ここまで足を運ぶ必要がある事は理解できる。

 さて、自分も仕事を終えた後に表参道に向かうのだが、二つのルートがある。押上で乗り換え半蔵門線で行くのと、上野で乗り換え銀座線で行くルート。
 自分は、銀座線を使うことが多い。銀座線は昭和2年(1927年)に浅草ー上野が開通した日本で初めての地下鉄で、鉄道好きな自分にとって、銀座線は特別だ。渋谷までの全線が開通したのも戦前(昭和14年)で、駅や橙色の車両は他の地下鉄より小さく、どこか懐かしい感じがする。丸の内線に似ている所もあるが、明らかに他とは違う輝きを感じる。

 ところで、今から161年前(1863年)の今日、イギリスはロンドンのパディントンーファリンドン間で世界初の地下鉄が開業した。銀座線が開通する64年も前の事だ。彼女が20代を過ごしたロンドンの街とともに、世界初の地下鉄を一度は見てみたいものだ。



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