有給休暇が減らないわけは
有給休暇って
ありがたい仕組みですよね。
休みを取っても、所定の日数以内であれば
給料が目減りしないシステム。
有休
ゆうきゅう
悠久
うん、いい響き。
たぶん、有給休暇というものが当たり前になるまでには、血の滲むような思いで戦って、勝ち取ってくれた人たちがいると思います。
有休って、経営者にとっては不利益でしかないですもんね。
給料払ってるのに、働かない日があるなんて。
有給休暇を勝ち取ってくれた人
誰か知らないけど
まじでありがとう。
過去、法律上の雇用機会が男女均等となった際、生理休暇という権利を掴み取ってくれた女性たちがいた、という物語はどこかで目にしたことがあります。
でも、残念ながら生理休暇は現在、有名無実化しています。
ただ、生理休暇という仕組みを作ってくれたからこそ、体調が思わしくないときは休んだ方がいいよね、という考え方がジワジワ染み渡っていった、ような気がしています。
生理休暇を勝ち取ってくれた人
誰か知らないけど
まじでありがとう。
***
さて、そんな有給休暇。
風邪引いたとか
怪我したとか
家族の具合が悪いとか
突発的な事象が起きた場合はもう、仕事の予定とか度外視して休むしかないのですけれど
平常時に予定を立てて有休を取る前って
色々考えてしまいませんか。
仕事立て込んでないかな
この日、トラブル起こる可能性高いかな
注文の多い顧客からの問合せが入るかも
週明けと連休暇前は避けたほうがいいかな
他の社員で休む人いなかったかな
代理対応は誰にお願いしようかな
大体、心配した事柄は実際には起こらず
「そっちかーー!」というトラブルが起きて
急遽対応してくれた人にお礼を言う
という流れになりがちなのですけれど。
それでも出来る限り、わたしが不在にしていることで人に負担をかけたくない。
ひいては、休んだことの申し訳なさや引け目を感じたくない。
可能なれば、わたしの完璧な準備が功を奏して流れるように時が流れ、歪みも軋轢もため息も苛立ちも戸惑いも何も起きない、凪のような1日であってほしい。
…
そうやって、いつものようにグルグルと逡巡していると、そんな思いをするくらいだったら、別に有休取らなくてもいいか…という気分になってくるのです。
そんなこんなで、わたしの有休は恐らく今年度も余りに余ることになりそうです。
理由は一択。
面倒だから。
せっかくどなたかが勝ち取ってくれたのに
労働者の権利なのに
面倒が勝つってなんだか
我ながら不条理です。
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