あした何食べる?/結論の出ない質問をする理由
きのう何食べた?のオマージュです。
夫がよく、そういう質問をしてくるのです。
お昼を食べているときに
「夜は何食べる?」とか。
まだ週の半ばだというのに
「週末、何食べに行く?」とか。
何だ、その質問は。
今食べているものを今は楽しんで、夜に何を食べるか、週末に何を食べに行くかは、その時に考えれば済む話では?
わたしは、考えることが面倒な人間なのです。
…
いや、頭の中で考えたどうでもいいことを、毎日ダラダラとnoteに投稿し続けている者が何を言う。考えまくっているじゃないの、むしろあなた考えすぎでしょうという話ですが。
確かにわたしは割合、考えすぎな傾向があると思います。
考えなくても支障がない、どころか考えないほうがうまく行く可能性が高いことまで無駄に考えて自分の首を絞めているきらいすらあります。
だからこそ、出来る限り余計なことを考えたくないという願いがあるのだと思います。
かの有名なスティーブ・ジョブズには、思考力を高める為に365日同じ服を着続けていた、みたいなエピソードがありますね。
一緒にするなと自分でも思います。
でも、筋道としては同じです。
わたしはわたしの考えたいことを考えたい。
だから、今考えなくていいことをわたしに考えさせないで!という理屈。
「それは…今決めなくてもいいんじゃない」
「その時の気分に従えばいいんじゃない」
と何回言っても、あまりに夫が同じ質問をし続けるので、ついに「何故にそんな質問を?」と聞いてみました。
夫はしばし考えたのち、
「なんでだろ。」
「食いしん坊だからかな。」
「多分、次のご飯が楽しみすぎるんだと思う。」
と答えました。
なるほど。
それは、ちょっと…かわいいじゃないか。
基本的には、明日のことは明日考えたいというわたしの姿勢は変わりません。
でも、夫と一緒に何を食べるか楽しみにして、あれもいいねえ、あれ作ってみようか、あれ久しぶりに食べたいね、などと、答えが出るべくもないようなことをあれこれ話すのもまた、幸せな時間なのかもしれない、と少しだけ、思い直した次第です。