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来てほしくないときに生理は来るし
旅行の初日に生理が来て、温泉とサウナ付きプランが完全に無駄になることって、ありますよね。
とは言え、旅行の為だけに低用量ピルを処方してもらうのは面倒だし出費だし、タンポンって使ったこと無いし使ったとて果たして大浴場とかサウナとか入っていいものなの?というのもイマイチ分からないし。
旅行の2か月前、予定よりちょっと早く来た場合と、ちょっと遅く来る場合を一生懸命計算して日取りを決めたのに、旅行前月に限って5日も早く来られたら計算も何もあったものではありませんよね。
ままならない。
自分の体すら、自分の思い通りにならない。
自分さえ自分の意のままにならないわけですから、他者も天候も、思い通りになるわけがないよねという前提が生まれます。
予定外に来てしまったものを引っ込めるわけにもいかないから、さっさと諦めて切り替える力、養われますね。
プランAとプランB、最悪パターンのプランCまで、事前に脳内で用意する周到さ、身につきますね。
生理が毎月来るというデメリットについて、いつだって温泉や銭湯やサウナに入れる人はいいよな、旅行のときも健康診断(婦人科健診)のときもいちいち計算しなくてよくて、楽でいいよな、女同士の旅行なんて日程合わせるの無茶苦茶大変なんだぞ、ちくしょうちくしょう、と呪いたくもなりますが、発想転換力がつく、というメリットもあるなとも思います。
だって、切り替えないとやってられないから。
大事な予定と生理が重なったからっていちいち落ち込んでたら身が持たないから。
来てほしくないときに生理は来るし、
何も自分の思い通りになんてならない。
そう思ってさえいれば「そっか、そう来たか。じゃあプランBで楽しもう」と機嫌よく過ごすことが出来るように思います。
生理がある人もない人も、自分に、まして他者やお天道様に対して過度の期待を寄せないようにすることは、一喜一憂し過ぎず平常心を保って生きる為の一つの鍵、のような気がします。