鳥になりたい(飛びたいとかではなく)
今日、出勤するにあたり
1)顔を洗い
2)化粧水と保湿液を塗り
3)髪を一度濡らし
4)ドライヤーで整え
5)髪を結わえ
6)顔に日焼け止めパウダーをはたき
7)眉毛を描き
8)ついでに余計な眉毛を抜き
9)マスカラを塗り
10)マスクをつけ
11)下着をつけ
12)服を着替えました。
人間の身支度としては、一般的だと思います。
ただ、これは朝に行ったことであり、昨日の晩に
0)風呂に入る
ところから今日の支度は始まっていたと言ってよいでしょう。
風呂は、エピソードゼロ。
というように、人間が人間として社会生活を営む為には、1日で1ダース分もの行程を踏まないとなりません(エピソードゼロもあるし)。
しかも最低限でこの程度であり、「より美しく」とか考えたらパックやらクリームやらファンデーションやらアイラインやらアイシャドーやらワックスやら香水やらヘアアイロンやら…
が、どんどん増えていくだけです。
でも、鳥さんを見てごらんなさいよ。
砂か水でちゃちゃっとして、羽をくちばしでピピっとしたらもう身支度完成ですよ。
軽やか。
風呂にも入ってないし、化粧もヘアアレンジも着衣もしていないのに、きれい。
洗練されている。
人間が鳥レベルの身支度しかしなかったなら…
と想像すると、元来人間って汚すぎませんか?
わたしたちは恐らく、2~3日で完全に清潔感を失うでしょう。
目やにやフケが溜まり全体に油っぽくなって臭くなり、更に放っておけば髪の毛や爪がほぼ無限に伸びていきます。
日々のメンテナンス不可避。
人間って、なんとも非効率的ですよね。
でも、人間が鳥くらいの身支度で美しさを保てていたら、風呂入ってみようかなとか、化粧してみようかなとか、ドレス誂えてみようかしらなどという発想が生まれなかったかもしれず、
そうすると風呂屋も化粧品もアパレルも無かったかもしれません。
経済発展とか文化構築の為にはよかったのか?と思いつつ、経済だって文化だって他の動植物には大して関係ありません。
もし、人間が生まれたままの姿で何もせず美しさをキープできれば、最高にサスティナブルだよなと思ったりもします。
石鹸も化粧品もクレンジングも要らないから水質汚染防げるし、衣類の大量廃棄問題も一挙に解決。
わたしたちは、鳥人間になるべきなのでしょうか。
鳥人間になっても、たまには銭湯に行きたいな。
(そして整いたい)
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