安い女の言い分
サイゼリヤ論争、というのがあるらしいですね。
デートでサイゼリヤに連れて行かれたら「軽く扱われた」とか「本命ではないのでは」とか思う方が、一定数いらっしゃるのだそうです。
奢る、奢られる問題も、未だにあるのですってね。
「初デートで奢ってもらえないなんて、わたしはバカにされているのだろうか」とか。
男女の賃金格差があるのだから、所得の高い者が低い者の分を支払うのは当然でしょ、と言われればそうかな、という気がしないでもありません。
ただ、当の2人が同程度に稼いでいるなら世間一般がどうあってもあまり関係ないだろうし、当事者同士の年齢とか状況とか、2人の関係性によるのでは、としか言えないようにも思えます。
かくいうわたしは
ブランド物に興味がありません。
宝飾品にも全然、ときめきません。
以前も書きましたが、若かった頃の傲慢さを反省しサイゼリヤと向き合った結果、今はサイゼ大好きで、自ら進んでどんどん足を運んでいます。
好きな食べ物はナポリタンとカップヌードル(特にシーフードヌードルが滅法好き)。
わたしはいわゆる「安い女」です。
…
そもそもの話をします。
本気の女性は高いレストランに連れて行き
遊びの女はサイゼリヤに連れて行くような男に
モテたいでしょうか?
勝手な基準で勝手に値踏みして
勝手にランク付けしてくるような男に
高いレストランに連れて行かれて
喜べるでしょうか?
今はレストランに格付けされていても
飽きられたり
年老いたりしたら
その内格下げになるのは
目に見えているのに。
わたしは初めから
そんな男は願い下げです。
わたしの価値は
わたしが決める。
そんな男にとって自分が「安い女」でも、全くもって構いません。
どうぞお好きに分類してください。
もし、そういう男に声を掛けられたら
あなたに評価されたくないわ、
わたしはあなたが嫌いよ、と
ガツンと言ってやろう、と心に決めて幾星霜。
先方もわたしみたいなのに
魅力を感じないのでしょう。
一度もお呼びが掛からないまま
モテ期は遠く過ぎ去りました。
安い女の言い分は
虚しく空に浮いています。
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