喪失感
またいなくなってしまう。
やっとの思いで覚悟を決めたのに
あなたがいるから頑張ってこなそうと思っていたのに
あなたの役にたちたくて頑張ろうと心を決めたのに
そんなにあっさりいなくなってしまうなんて。
この数週間、ものすごく感傷的になっている。
似たようなシチュエーションの動画なんて見つけてしまったから尚更。
動画観ながらボロボロ泣いた。昔のことを色々と思い出してしまった。
自分たちのことを重ね合わせてしまった。
いなくなることについて、ふたりで話した時に言われた言葉が頭の中で繰り返される。
「こんなこと言ってしまうのはどうかと思うけど、でもとても大切に思っているから」と。
大切に思ってるならいなくならないでよ。
というか、そもそもなんであの時私をひとりにしたのよ。
いやでも結局、今これから失いそうになっている(失ってしまうことが決まっている)から、
今さら過去を思い返して懐かしんで、悶え苦しんで泣いているんだよね。
離れた状態が固定化されてしまえばそれが普通になるから、たぶんこんな気持ちになることもないはず。
一時の気の迷いに惑わされるな、自分。
越えてはいけないラインを越えるな。
でもやっぱり、いつまで経ってもこの「置いていかれる」と思ってしまう感覚には慣れないな。
みんなみんな、私を置いていなくなってしまうんだよ。
私はいつもひとり取り残されるんだよ。
今年の誕生日だってそうだった。
いつもの仲良しグループのみんなからお祝いメッセージなんて来なかった。
他の子の誕生日の時にはメッセージが飛び交うのにね。
とてもショックだった。この歳になってまさかそんな気持ちを味わうとは思わなかった。
結局信じた人には裏切られる。
私はひとり置いていかれる。
いつもいつもいつもいつも。
ねえ、お願いだから私を置いていかないで。
ひとりにしないで。
寂しいんだよ。平気に見えるかもしれないけど、内面では泣いてるんだよ。
小さい子どものように泣き叫んでるんだよ。
なんで私を置いていくの?私をひとりにするの?私が悪い子だから?
だったらちゃんといい子にしてるから、だからねえ置いてかないで。
いなくならないで。そばにいて。私と一緒にいて。
あの頃みたいにぎゅーってしてよ。
私を置いていかないで。