しつけ 【怒ると叱る】
"お子様へつい怒りすぎてしまう"や、"怒り方がわからない"というご相談はたくさんあります。
結論は
"怒る"は感情的なもので、
"叱る"は教え的なものです。
お子様へベラベラと怒り続けるというのは
お互いつらい時間となります。
子どもというのは、"瞬間を大切にしている魂"なので、経験豊富なたくさんの観念を持つ大人とはそこが大きく違うということを前提に接してあげることがとても大切です。
長々と言い聞かせるということで子ども達は混乱していき、知らない言葉や言い回しが出てくると、何で怒られているのかわからなくなってしまうことがあります。
すると、教えのための怒りだったはずが、感情をぶつけている状態となってしまいます。
教えを与えるには、
瞬時に"音"をならすよう叱ります。
コラ！！
これで充分です。
子どもというのは、
頭がやわらかく雰囲気で察知できます。
後で落ち着いて会話が出来るときに、あえて時間をもうけて話をすることで教えは強化され、一度で深く伝わります。
そのときには、
必ず "共感" をしてあげてください。
"そっか〜そうだね〜"と。
まだ話せないお子様も同じです。
瞬間的な音を与えて子どもが泣いたら"了解"というサインなので、抱っこしてあげるなりして、
"わかったんだね〜偉いね〜"と。
コミュニケーションが腑に落ちれば
すぐにケロッとしてくれるものです。
子どもは、共感されることで学びへ変えることが出来ます。
これが、瞬間的な音しつけと、共感でしめるという、ひとつのメリハリの躾です。
何度も同じようなパターンで怒っているなぁという方や怒れないなぁという方は、ご自身の中に原因があるかもしれません。
余裕がもてなくて怒ってしまうことは誰でもありますよね。
余裕をつくるにはどうしたら良いでしょうか。
心地よい時間を過ごしたいのはお互い様です。
改善するならば、ご自身の観念に余裕をつくることです。
"こうでなければならない"という
観念を引き算していきます。
"子ども"は "完璧な存在"
愛らしく自由で喜びに満ちあふれています。
ご自身の心配や不安などのネガティブなものから、観念通りにいかないことでそれが怒りへと変わっていきます。
また、あとで会話をする場合
子どもの口から発言してもらうようにします。
こうしなさい！や、こうして！ではなく
"こうするね"と子どもから言ってもらえるようお話をすることで、
精神面でとても大切な自立心が育ちます。
例えば、
〇〇したけど、こうするのはどう？
〇〇されたらどう？
などの問いかけをしてみます。
言葉をたくさん浴びせるより
お子様からの言葉をきいてあげるのです。
このように叱るという質をあげていくと、
自分で物事を考えられる賢い子に育ちます。
大人は自分軸を整え、聞く姿勢をふやしてあげることです。
大人は忙しいというのは幻想で、そうなると、子どもも"瞬間的に生きている"ので忙しいのです。
余裕を持つ、"止まる時間を持つ"ということがとても大切なポイントです。
しつけのお話となりましたが
これは大人同士のお話でもあり、
動物へのお話でもあります。
ご自身と向き合う時間を忘れずに。
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