くそじじいに愛を込めて👴13
『忘れられない夏の終わり』
ひどく暑い日が続いたある年
虫の知らせ?を感じた
この夏は暑く1日1回では足りないくらいお風呂に入りたくなる汗だくの日々
また不潔になっているのかなと思い、週1の入浴介助を3日おき2日おきと増やしていった
お風呂に入れると喜んで「今日はぐっすり眠れそう」とお礼を言ってくれるようになった
仕事が終わりある日の夜、いつものように実家へ行き入浴介助、洗濯などを済ませた帰り際
「・・10本買ってきて」(とある清涼飲料水)と言われた
数日前に購入した同商品が6本程、冷蔵庫に入っている
すぐ飲みたくなるからと言うので10本追加した
次の日、電話で「今日は来られないかな」と父
「今日は行かれないから明日の夜ね」と私
「分かった・・(とある清涼飲料水)10本買ってきて」
「えーっもう飲んだの???分かった」
虫の知らせというか今、思えば前日よりもっと前から様子がおかしかったのかもしれない
翌日、連絡がつかず実家へ行くと段差から(手すりはつけていたが)転倒し起き上がれず半日以上寝た状態のまま真夏の部屋にいたのである
意識はあったので私を見るなり「・・(とある清涼飲料水)買ってきた?」
「まだ言うか!」
「これから搬送されるから当分、飲めないよ」
何回転んでも起き上がってくる父だった
とある清涼飲料水が良くないのではなく真夏で食事もあまりとらず
栄養が偏って足元がふらついた転倒だったのか?私も言われるがままに購入し過ぎたと反省
病院での検査結果は様々な要因でしたがこのまま入院する事になり私の介助生活が一旦、幕を閉じた
今後に備えてこの日の夕飯はしっかりバランス良く食べました
次回へ続く⭐
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