『グレイラットの殺人』 M・W・クレイヴン 著
「ワシントン・ポーシリーズ」第4作
今作もワシントン・ポーとティリー・ブラッドショーのやり取りが面白い。
それにエミリーも最高。
過去の事件で007の主人公たちのマスクをした強盗が銀行強盗をするシーンから始まる。
何故か何も盗まず死体とラットの置物を置いて去る。
マッサージパーラーでサミット関係者が殺される事件が起こる。
ポーとブラッドショーはこの事件を捜査することになる。
今回の操作はFBIとNCAそれにMI5との共同捜査になっている。
故に機密情報を開示できない共同捜査になる難しさが描かれている。
犯人は過去の作品の中でも1番頭のいい犯人では?と思うくらい周到。
最後の犯人とのやり取りが現場の張り詰めた空気、緊張感が伝わってきてハラハラする。
小説内のポーのセリフ
「俺はNetflixが何かも知らないし、生まれてこのかた頭を冷やしたこともない。」
がカッコ良すぎる。
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