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『ミカエルの鼓動』 柚月 裕子 著

医療ロボット「ミカエル」を使った手術で注目されている天才医師・西條。そこへドイツから帰って来た天才医師・真木。
真木は医療ロボットを使わないが、手術の腕前は世界基準。

この二人のやり取りで見えてくる命との向き合い方

志高く平等な医療を掲げながら、いつの間にか自分の都合の良い解釈をし、自分が受ける期待に応えたいだったり、出世を考えたり、権威を誇示して大義を見失う。

むかし販売員をしていたが、お客様に満足してもらいたいと思いながら、売らなきゃとか同時に考えていたりしていた。
売らなきゃを0で接客できる時もあったが、やはり10〜20くらいは考えていた気がする。

とにかく、大義を100で働くことは難しい。
だが、真木は常に大義を100で働く。


強い心がないと自分のことを加味して考えてしまう。
これは本当に口にしている本当に理想のしたいこと(大義)のためになっているのか?と問う必要があると考えさせられた。

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