
絵本棚 3 〜くまくまちゃん〜
こんにちは
ブックオフで絵本ばかり買ってしまう芋野餡子です。
今回ご紹介する私が好きな絵本は
『くまくまちゃん』
高橋和枝
ポプラ社
です。
この絵本には、くまくまちゃんの友達(?)の「ぼく」が、くまくまちゃんが今何をしているか…と想像している事が書かれています。
〇〇したり
△△したり…
と、くまくまちゃんの様子をひとつずつ描き、
きっと、そんなふうに過ごしている
と繋げています。
サウイフモノニ ワタシハナリタイ
で締めくくる、“雨ニモマケズ”を想起させますねぇ。
深読みしすぎでしょうか。
くまくまちゃんを初めて読んだ時、くまくまちゃんのかわいさにキュンキュンし、幸せな気持ちになりました。
くまくまちゃんの様な暮らしをしたいなぁと思い、ちょっと意識したりもしました。
まぁそうやって意識するのは、私が影響されやすい人間というのもあるのです。
大好きなジュリアロバーツの映画を観た後は歩き方も笑い方もジュリアになるし、メグライアンを観た後はガニ股歩きになっていました。
(例えがちょいと古いですね。)
ヤクザ映画を観た後に歩き方が変わるおじさん達と同じですね。
そんなわけで、くまくまちゃんの真似をして、夕飯の後に長い長い手紙を書いたりして悦に入っていました。

それから、時間を有意義に使わなければいけないという思いをいつも持っていた私にとって、くまくまちゃんの暮らしは目から鱗でした。
頑張る事だけが有意義な生活ではないのだという気付きを与えてくれたのです。
最後に
くまくまちゃんが元気だと、ぼくは嬉しい。
と締めくくられています。
最後まで、なんと温かな絵本でしょう。
