トレランシューズ
7年前、アウトレットにトレッキングシューズを買いに行った。
1度、普通のシューズで山登りに行って、
ぬかるんだ土や湿った葉で滑ったり石の崖をよじ登ったりで苦戦し、靴の大切を実感したからだ。
素人なので何もわからなかったが、定員さんが普通のトレッキングシューズとトレランシューズの違いを教えてくれた。
こういうことは、なかなか通販じゃできないので、気軽にわからないことが聞ける店舗購入は素人からしたらありがたい。
わたしはかっこよく走る山登りをイメージしていたので、トレランシューズを買うことに決めた。
靴は陳列されたものを目で見てまず、初めのインスピレーションで決めた。
普段から悩むことがあっても最初にいいと思った物を購入している。
定食屋でも同じこと。
購入する物の基準としては、
形、色、それから機能性、サイズ、金額の順だ。
金額については、わたしの父が
『安物買いの銭失い』と言うのが口癖だったのもあったので、そこそこいい値段の靴を買った。
いい買い物をし満足したことと、
わざわざ他県のアウトレットまで買いに行ったこと、その靴を履く楽しみができたこと、
そういった思い出が昨日のように思い出せる。
しかし、その靴は残念ながら履く機会を逃し、今でも箱のまま出番を待っている。