![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99574067/rectangle_large_type_2_d55174f27d869bfdcb6685b075806680.jpeg?width=1200)
フランス便り
三寒四温の春の気配。温かい日と寒い日が交互にやってくるのはパリも同じだそう。フランス東部に住む夫の両親、パリの大学で勉強している娘とは毎週連絡を取っています。
燃料費高騰の中で、長年親しんだ暖炉を撤去して、鋳物のストーブを導入することになった夫の実家。暖炉は素敵なのですが、開口部が広いだけにエネルギーのロスもあり、家を効率的に温めるならストーブの方が良いそうなのです。
現在の様子を見せてくれましたが、リビングが工事現場のようになっていて、これはストレスがたまるだろうなあと思いました。ほこりもあるでしょう。そして日本と同じで、先々週は温かかったのに、先週は寒かったという状況のようです。
フランスらしいなと思ったのは、暖炉を撤去する業者と設置する業者が違うので、それぞれのコーディネーションをするのは義父母自身。そしてどの業者もマイペース。さっさと暖炉が撤去されたと思ったら、ストーブ設置業者はなかなかアポイントが取れず、何週間も工事現場のようなリビングで我慢。ストーブが設置されるのは温かな春の気候になってからかもしれません。
パリに住む娘からはモンマルトルの写真が送られてきました。
小学生の時に東京のリセで一緒だったフランス人の男の子。久しぶりに連絡が取れて、その子が住んでいるモンマルトル界隈を一緒に散歩したそうです。
小さい時には素朴な感じの男の子だったそうですが、その子のファミリーネームが表すように名家の出身らしく、考え方も人生の展望も、代々その家に引き継がれている伝統に大きく影響を受けた青年になっていたということです。
校庭で無邪気にはしゃいでいた時から、大きく枝分かれしてそれぞれの人生を歩んでいることを実感したそう。
どちらも春を目前にして、何かが変わっていく予感。もう3月ですが、まだまだ素敵な年にする時間はたくさんあります。