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名建築で昼食を、私が食べてた話。

年の瀬、熱も上がり、ダルさですることもなくAmazonプライムを見続けています(T_T)

 名建築で昼食を、という田口トモロヲさんと、池田エライザさんのテレビドラマを一通り全部見終えたのですが、これホントに面白いですね。
 今も残る昭和の名建築を凸凹コンビの男女二人が巡りながら、人間的な成長や家族や友人との邂逅を描いた物語。

目黒区総合庁舎
目黒区ホームページより

 日本にもすごい建築家がたくさんいたこと、その感性を受け入れるお金持ち、職人達がいたことに思いを馳せましたし、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエなど有名な世界の建築家から日本の建築家への系譜も勉強になりました(^^)

 特に階段の魔術師、建築家の村野藤吾の建物(階段)には画面に魅入りました。いつか自分の目でもこの階段を見てみたいものです。

村野藤吾さんの階段、目黒区総合庁舎

出典https://www.axismag.jp/posts/2012/09/33495.html

 出演の田口トモロヲさん、10年くらい前のNHKのドラマ、植物男子ベランダー(いとうせいこう原作)が大好きだったのですが、今回もそのドラマの役柄まんまの性格設定で笑ってしまったのと、弟子役の池田エライザさんがメチャメチャ綺麗でアンニュイな雰囲気なのに、少しガニ股歩きなところがなんともチャーミング、魅力あるキャストがまた良しでした(^^)

長いお休み、皆さんにも見ていただけたら嬉しいです(^^)

銀座ライオン
この暗がり、落ち着きます(^^)

 ちなみにタイトルは、名建築に出てきた銀座ライオンのホールについての思い出。
 銀座六丁目で勤めていた時期があり、職場に仲良しもいなかった僕が毎日のようにお昼に通い詰めていたのが銀座ライオンのランチでした。薄暗くて広くて、しかも安くて、独りでご飯を食べるのにすごく良い場所でした。エビフライなどの定番ランチが基本に徹していて美味しかったこと、洋食のライスに塩をかける習慣(癖)をここで身に付けたのを思い出します。
その頃は建築、天井や壁、床に注意を払うことなく、一人になれる暗がりだけに惹かれていた自分の余裕のなさ、寂しさも思い出し、少し気恥ずかしい思い出。

上部中央に虫が描かれてます。
理由は不明とのこと。

出典

 余談になりますが、この他、会社の経理だった僕は「銀行に行ってきます」と出かけて、高島屋の裏にある喫茶店トリコロールにもよく休憩(?)に行きました。店には銀座で買い物される落ち着いた方々しかいなかったので、会社の人に会わずに本や雑誌を読んだりするのが都合良かったのでした。この店のトアルコトラジャ、目の前でカップに注がれ、特別な気持ちになったのを今も思い出します(^^)
 私にとって、この店が「喫茶店」なるものの基本モデルとなっています。皆様もぜひ一度(*^^*)

銀座トリコロール、
今もやってるんですね(^^)

思い出話は尽きません。
ではまた。

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