【詩】シロツメクサ
足元に見つけた
広がる小さな幸せ
雨の雫を含んで
蒼いろの小さな葉たちが
上を向いていることに
気づいた
踏まれても
生きている
たくさんの
同じ顔した仲間と共に
目立たず
でしゃばらず
下ばかり見ていたから
気づいた幸せ
思わず立ち止まり
呼吸を整えた
一瞬目が合ったような気がした
一瞬笑ったような気がした
何を慌てていたのだろう
何を怒っていたのだろう
さあ前へ
小さな蒼い仲間たちに
背中を押され
今日も生きる
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