読書記録『体験格差』
皆さんこんにちは。
夏休みに入ってやっと読書が進んでいます。
さて、先ほど読み終わりました
『体験格差』
ちょっと長い記事になると思うので、
サクッと読みたい方は飛ばしてください。
さて、
夏休みに入り子供たちは
自由な家庭の時間になっています。
そこで、習い事や家族旅行、帰省、キャンプ
に大忙しの家庭もあれば
両親が仕事で
どこにも連れて行ってもらえず
家にいてゲーム三昧
You Tube 漬けな子供もいる
という現実もあるんだよぁ
と思いました。
中学校教師として
その家庭、家庭にある背景や
体験の少なさは
その子本人だけの問題ではなく
両親だけの問題でもなく
社会の仕組みがもっと
いろんな人に開かれたものだと
いいなぁと
この本を読んで強く思いました。
私は大学生の頃
社会教育
について勉強していたので
社会教育主事の資格も取れました。
私は母子家庭で
母は保母で、土曜も仕事がある人でした。
でも、習い事や
地域の公民館主催の山登りのイベント
スケート教室などに連れて行ってくれました。
今でもとてもよく覚えています。
おかげで今
自然大好き人間
に成長し、夫とキャンプの趣味を楽しめています。
もし、まったく経験がない中で育っていたらと
考えると
自分の発想や行動範囲がとても
狭まっただろうなと思います。
いろんな人に出会ったり
新しいものを発見したり
うまくいかなくて泣いたり
やりたくなくて、本当におなかが痛くて
トイレにこもった経験も
しなかっただろうなぁと
思います。
小学校からミニバスケット
私の時は小3~6年まで
学校の先生が教えてくれていました。
今、教員の立場にたって考えると
本当に
感謝しかありません。
中学もバスケット
高校はパソコン部へ
畑違いの部活動を選んでも
一生懸命頑張る
姿勢があったから
仲間と、先生に恵まれ
全国大会まで行くことができました。
青森から名古屋に行くのは
修学旅行クラスの思い出でした。
タイピングのブラインドタッチが
できるので、とても仕事で役立っていますし
たまたま英語の教師になったので
英文を打つのも楽で、仕事に直結しています。
習い事も
小学生の時は
・そろばん
・習字
・バイオリン
中学校では
・少林寺拳法
と
スポーツだけでなく
芸術にも触れられたことは
自分の人生の楽しさを広げてくれることに
なっているなぁと思いました。
体験は誰にも奪われない
財産だと私は本気で思っています。
誰がどんなすごいことを語っても
自分が実際に体験したことより
すっとん!
と落ちてくることはないと思うのです。
そこで得た知識は永遠ですし
その人を支えてくれる
人ととしての一歩を
踏み外さない
ストッパーになる
と思います。
現代では、
貧困格差が拡大し、
親に時間やお金があると
どんどんその子供には
体験にお金をかけてもらえます。
しかし、
その一方で
低所得、母子家庭、父子家庭
障害、多子家庭
様々な家庭の状況で
まったく体験をしない子たちがいる
というのは教師として知っておかなければ
なりません。
知らなければ
子供と密接にかかわる大人として
だめだと思います。
教師という立場だからこそ
できることをこの本を読んで
考えさせられました。
私も地域の一員として
様々な子供たちの
体験を支える一人になりたいと思います