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部活で生きるな。授業で勝負。


#心に残る上司の言葉

素敵な企画だなと思います。

私は大学を卒業して採用試験には落ちたものの
中学校の英語教師として講師として働きました。

23歳、経験もあったので
バスケ部顧問になりました。

メインの顧問の先生がバリバリメニューから
指導までしっかりやって下さり、
練習試合の交渉、文書作成など
ほぼやっていただいていました。

私は初めての先生という仕事に
あたふたしていました。

今思えば、なんて恵まれた業務環境だったんだ
とおもわずにはいられません。

さて、授業のことを考えるのもそうですが
私は部活が楽しくなってきてい
授業のことより、部活にのめりこむような
感覚になっていました。

一緒に目標に向かっていく仲間

的な楽しさの夢中になっていきました。

その隣で、こわもての体育の先生が主任でした。
野球部顧問のバリバリの先生。
主任は隣の席だったので、正直怖くて
職員室で席が隣なだけで緊張していました。

その先生から
部活のことについて
あれこれ考えて机に広げて作業していたところ

部活終了後の放課後の職員室で
「部活頑張るのもいいけど、教師は授業で勝負するってことは
忘れちゃだめだよ」
とお話していた抱いたことがありました。

正直、「??」
野球部バリバリの顧問の先生に言われたので、

謎でした。

一生懸命やっていて

褒めてもらえることをしているのじゃないの?

と、勘違いしていました。

この言葉をかけてもらったのは
もう13年も前のことです。

13年前は部活の縮小のことや
教員の働き方改革とは無縁のような
状況だったので
この時、こんな風に声をかけてもらえて

本当に良かったな

と思いました。

現在結婚して、子供もいて思うことは
家庭が成り立ってこその仕事ですし、

教師の本業は

授業、生徒とのやり取り

これがコア。軸。
ですから、これをおざなりにして
部活の一部の生徒のみと青春している気に
なっていた私は若かったのだと思います。

部活はもちろん好きですし、
学校生活だけでは得られない経験の価値も
もちろんわかります。

ただ、それは
授業や、日常生活のやりとりを
おざなりにしていい言い訳にはなりません。
当時の帰宅時間はいつも

20:00過ぎでした。

実家に住んでいたので、
晩御飯や、お風呂、家事全般は
母におんぶにだっこでした。
だから成り立っていた生活ですが

今の生活に当てはめると

当然成り立ちません。

20:00は、全て済ませて、
寝室に行く時間です。

ですから、上司から、しかも部活指導が
バリバリできる先生から
こんな風に

「授業で勝負だよ」

と言われたことは今でも心に残っているし、
私の大切にしている言葉でもあります。

これから先生になる大学生の皆さん
教員採用試験に落ちても、講師として働く皆さん

教師のコアは、授業だ!ということを
ぜひ一番に、生徒とのやり取りを楽しんで
いただきたいと思います。


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