あなたの知らない「メモ」|【書籍紹介】メモの魔力
皆さんは、「メモの魔力」という本を知っていますか?
私は、noteユーザで執筆活動をしている・しようと思っている方にはぜひ読んでほしい本だと感じています。
皆さん、noteで文章を書いていて、こんなことはありませんか?
記事を書いてるけど毎回サムネや、タイトルに悩まされる。
ほかの人の記事を参考にしようと、成功者のnoteを覗いてみるけど、いまいち自分の執筆に活かせない。
これらの悩みを解決できる本があります!それが「メモの魔力」です。
今回はそんな「メモの魔力」の魅力をざっくりと書いていきたいと思います。皆さんのnote活動の良いスパイスになりますよ!より詳細に知りたいと持った方は、ぜひ本を取ってもらいたいです。
「メモの魔力」を持てば、世界に敵はいない!著者:前田裕二さん
この本の著者、前田裕二さん。彼の経歴は、
早稲田大学卒業
外資系投資銀行に入社
【現在】LIVE配信サービスを運営「SHOWROOM株式会社」社長
と超ド級の成功者、それが前田裕二さんです。
そんな彼がなぜ成功したのか?その成功の秘訣には「メモ」があります。
前田さんは、メモの力を信じており、
メモが夢をかなえる
メモが人生のコンパスになって成功に導いてくれる
と語っています。
しかし、自分だってメモはしてるけど全然成功してないよ!そう思う人もいるかもしれません。もしかすると、それは以下の可能性があります。
「メモをしているようで、メモできていない」
2種類のメモ 「記録」<=+「知的生産」
まず、前提としてメモは2種類に分けられます。
「記録」のメモ
「知的生産」のメモ
「記録」のメモ
情報や技術をそのまま切り取って保存することです。
これは多くの人がイメージするメモだと思います。
このメモも、もちろん大事です。しかし、もっと大事なのが後者です。
「知的生産」のメモ
アイデアを生み出すような想像的なメモです。自分なりの視点でアイデアを生み出すようなアウトプットです。
この「知的財産」のメモが、前田さんが言う、人生を変えるメモであり、そのメモが前田さんの言う人生を変えるメモであり、この本のメインテーマでもあります。
「記録」のメモがダメというわけではなく、それ+αで「知的財産」のメモが大事だと述べています。
メモで鍛えられる!5つのスキル
先ほど挙げた2種類のメモ。それを使いこなすとメリットがたくさんあります。
①アイデアを生み出せるようになる。知的生産性の向上!
メモを取ることで、まず何よりも、知的生産性が増します。
余分な情報はストック、「記録」のメモとして残しておくことで、自分の頭の中を有益な情報を生み出すために使うことができます。
②情報を「素通り」しなくなる。情報獲得の伝導率向上!
「メモを取る癖がない人は、知的生産の前提となる重要な情報をみすみす落とし続けているようなものだ」と前田さんは述べています。日常のふとした瞬間にこそ、それが眠っているわけで、メモを取る習慣を身に着けると、それに気づいて拾い上げられる柔軟なアンテナが得られます。
ちなみに、メモはどれくらいとればいいのか。これに対しては、
「最初は聞いたことすべてを書きとる」という勢いでやったほうがよく、少なくとも要素はすべて網羅するくらい、超集中して、ジーンに入って、メモを取るべきと言っていました。
③相手のより深い話を聞き出せる。傾聴能力の向上!
これは自分が話していて相手に一生懸命メモを取られるとしゃべっていて気持ちいいということです。メモを取ることで特別な敬意を示せば、相手も自分に対して特別な敬意を抱いてくれるようになります。そして、「あなたの話から一つでも多くのことを吸収したい」という姿勢が可視化されて、より実りのある会話になっていきます。
④話の骨組みが分かるようになる。構造化能力の向上!
「構造可能力」とは、議論の全体が常に俯瞰で見られて、今の話題を、どんな目的で、どこまで話しているのかということを把握する力です。
メモを取るためには、何をどこに書けばいいのかを必然的に考えなくてはなりません。よって、「今どこの話をしているか」という構造化能力が自然と引き上げられます。
⑤曖昧な感覚や概念を言葉にできるように。言語化能力の向上!
メモを取るということは同時に、「言葉にしなければならない」ということです。思考⇒言語⇒メモ。メモは思考と言語化のきっかけを提供してくれます。
ここまでで、メモの重要性・メリットは分かっていただけたと思います。
ここからは本題の知的生産につながる「前田さん流 メモの取り方」についてざっくり説明していきます。これも、より詳細に知りたいと持った方は、ぜひ本を取ってもらいたいです。
知的生産につながる
「前田さん流 メモの取り方」
メモの取り方3ステップ
ファクトを書く
抽象化する
転用する
まず、ノートは見開きで使います。大きなスペースに自由な発想を広げます。
ファクトを書く
左側のページには、「ファクト」。ここには客観的な事実を書きます。会話内容の大事なポイントを書いたり、インターネットなどで何か心の動く情報があったらそれをそのままメモします。そういった「記録」のメモを左ページには書きます。
キーワードの欄には、ファクトに書いたことをグループ化して要は何の話かということを一言で表現してみましょう。
抽象化⇒転用
そして、右側のページは縦の線を入れて2分割にします。
その左側(抽象化):先ほど書いたファクト、客観的な事実を抽象化したものを書く。
その右側(転用):抽象化を受けて、じゃあ自分はどうするか。具体的アクションを記入する。
このようにして、ファクト⇒抽象化⇒転用と進んでいくわけです。
この3ステップの中で、やはり1番むずかしく感じるのが、「抽象化」でしょう。しかし、抽象化のノウハウを理解し3ステップを実践することで、冒頭でも挙げた、
記事を書いてるけど毎回サムネや、タイトルに悩まされる。
ほかの人の記事を参考にしようと、成功者のnoteを覗いてみるけど、いま いち自分の執筆に活かせない。
こんな悩みを解消することができるはずです。
抽象化とは何ぞやを知る
抽象化とは、
具体的な事実から、もっといろんなことに応用できるような抽象的な法則を見つけることです。
これは本書に書かれている具体例を1つ参考にしてみると分かりやすいと思います。
本書に書かれている具体例
前田さんが現在運営している、SHOWROOMというビジネスも、前田式メモの3ステップから生まれました。
①ファクト
前田さんは昔バンドマンとして路上ライブをしていました。その時に、
自分の歌いたい歌を歌うより、お客さんからもらったリクエストの通り歌ったほうがファンになってもらえるし、投げ銭をもらえる。
という「ファクト」を得ました。
②抽象化
そして、前田さんは、アーティストが成功する・マネタイズする方法を考えました。
前田さんが見つけた法則・抽象化は、
アーティストが売れようと考えたときに、パフォーマンスのクオリティが高いというよりも、双方向のコミュニケーションで生まれる絆。これこそが大事でマネタイズ・成功のカギになるのではないかという法則を見出しました。
③転用
その抽象化から、双方向でコミュニケーションを取れて、お客さんから直接投げ銭を見らえる、SHOWROOMというビジネスモデルに転用したのです。
ファクト⇒抽象化⇒転用の3ステップを最大限生かし、SHOWROOMのビジネスモデルを生み出し成功させた前田さんは、さすがメモの達人といえますね!
しかし、メモの取り方を前田式に変えても、左側のファクトは埋まるけど、右側の抽象化と転用がすっからかんになってしまってもったいない。そう感じる人もいるかもいるかもしれません。
ただ、あえて右側の空間を用意しておくことで、もったいない!埋めなきゃ!そんなプレッシャーが私たちに強制的に抽象化させてアイデアをもたれせます。
noteの悩みをメモの魔力的に解決!
記事を書いてるけど毎回サムネや、タイトルに悩まされる。
これを「メモの魔力」的に解決するのであれば、ファクトから抽象化をたくさん生成し、それをストックしておくことで、ボキャブラリーや具体性や抽象性の相応を行き来する力が育まれ、自分のサムネやタイトルを考えるときに、上手く転用することができるようになるでしょう。
ほかの人の記事を参考にしようと、成功者のnoteを覗いてみるけど、いまいち自分の執筆に活かせない。
これも「メモの魔力」的に解決するのであれば、解決策は明白です。前田式メモを実践してみましょう!自分の執筆に生かす。つまり知的生産を行う際、客観的な事実をメモし、そこから成功の法則を見つけ出し、自分のnoteに具体的アクションを起こす。前田式メモでその分析を行えば、何かヒントが得られるのではないでしょうか?
今回は、「メモの魔力」の魅力を皆さんにお届けしました。今回はざっくりとこの本を解説しましたが、本書ではこれら以外にも、様々なノウハウが書かれています。
また、私が紹介した内容は、あえてかなり抽象的に書いたつもりです。こうすることで、さらなる理解を得たい人、興味を持った人は、具体性を追い求めて、「メモの魔力」の購入を検討してくれるかと考えたからです。
一緒に「知的生産」のメモを深めていきませんか?
素晴らしきメモの世界へ、ようこそ。
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