自分の自由を書く時間 シロクマ文芸部

書く時間は、自分が無敵になれる時。
自分の奥の奥を旅できる時間。
今日も普段は固く閉ざされた扉を
開けても良いよと、
自分を自由にさせてあげる時間、
そう決めている。

学生の頃や働き始めの頃の自分は、
人の目、機嫌を常に伺う、他人に頼り期待ばかりするような人間だった。
人が離れるのを極端に恐れていて、
他人任せな人生を送ってたから、人に人一倍期待をする性質もあった。

でも期待はそれが大きければ大きいほどに、
自分の思い通りにならなかった時、大きなダメージを受ける。
ここで勘違いしてはいけないのは、自分の期待通りではなかっただけでその人には裏切られたわけではないこと。

自分のこんな性格が変わったのは、
周りの人がほぼ全て離れていったからだ。
その時にちょうど「嫌われる勇気」という本に出会い、自分は考えがガラッと変わった。
その当時、悩みが絶えなかった自分は、他人主体で生きている今の生き方が自分の首を絞め続けていることに気付いた。

それから少しずつ、自分の想いを出す練習として、「書く時間」を設けた。
それは、このように体験談でもいいし、私の大好きな歌詞、また日記でもいい。
とりあえず、自分が今考えていることを出すことが重要だ。それによって気持ちの整理、感動、または新たな可能性だって生まれるかもしれない。

少し話からは脱線するかもしれないが、
昔の自分に生き方のアドバイスをするなら、
「信用はしてもいいが、信頼はするな!」
かな。

信頼は、信じて頼る。
自分の考えの部分は大きいが、他者に全てを委ねてしまっている気がする。
それこそ上で書いたように、勝手に期待して勝手にへこむ。
それでは心はどんどん疲弊してしまう。

対して信用は、信じて用いる。
こちらも自分の考えが大いにあるため、
読んでくれた方で賛同できないという方も少なくないと思うが、一つの手段として任せるという感じがする。
それならば、自分ではもう一つの道を準備しといて信用した道がダメならカバーできるというわけだ。

まあただの自分のこじ付けに近いが、
あの頃の自分にとっては、
少なからず助けになるのかなと思う。
自分の内側だけでも、
整理して冷静でいることで、行動も人生も少なからず安定すると私は考えている。
皆さんの中にも、この考えで楽になる方がいたら嬉しい。

長くなったが、
私は「書く時間」を今でもこうして続けることで、人生を軽く生きられているのだろう。

以上。



ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
またシロクマ文芸部さんの企画に参加させて頂きました。
今回はエッセイとなるものを書いてみました。
エッセイになっていたか怪しいですが…。
皆さんも生きてきて、しんどいことは少なからずあったと思います。
もし今辛かったら、自分の内側の考え方だけでも変えると少しは楽になるかもしれませんよ。

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