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牧野篤教授の講演を聴いて

本日「社会教育とまちづくり講演会」と題して東京大学大学院教育学研究科 教授 
博士(教育学)牧野 篤氏
の講演会を拝聴しました。

個人的に一番嬉しかったのは、私がこれからやりたいと考えている方向性が間違っていないということを再認識できたことです。

学んだこと

①人間本来の力

最近well-beingとよく言われていますが、「よりよく生きること」と意味付けされることが多いと思います。教授は、人間は「よりよく生きる」ようないつも前向きにいられるのか?と問いかけていました。人間は本来的には受け身で、「してもらう」と「してあげたくなる」という力がもともと備わっている、つまり環境や条件が整えば、能動的になっていくと考えられます。
元来、苦しみや悲しみを分かち合う社会であり、相手のためにいいことをする力が私たちにはあるはずです。

②ふるさとをつくる

「ふるさと」とは「自分に誇りをもてること」。
「ひと」が「ふるさと」になる。
中学生が町内会の会長になった例がありました。その中学生になぜ会長になろうと思ったのか聞いたところ、「大人が楽しそうだったから、やってみたいと思った」と言ったそうです。
ここからわかるのは、地域の大人がワクワクした姿を子供たちに見せ、できないと可能性を潰さず、子どものやりたいこと実現できるように伴走していることです。そのサイクルがふるさとをつくり、つながっていくのだと思います。

③BeingであることでDo-erになる

最後に印象的だった言葉
「良い関係におかれると行動したくなる」そうすると「もっと良い関係になる」

地域で人のつながりを創り、そのつながりの力がふるさとを創る、関わり合いが「公共財」となる社会へ

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