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「日本国債は海外から買われている」それで?

だから何?としか。

以下<>の中が引用

<したがって国の借金は国の資産だという人は「日本国債って誰が買ってるの?」という白書すら見ないんです。じゃあ6%もの外国人をデフォルトにして無事で済むとでも?

はい、無事で済むわけがありませんね

・・・
なんでルクセンブルクって1人当たりGDPで世界トップなんでしょうね。答えは簡単です。

世界中にファイナンスする金融立国だからです。
・・・
つまりね、踏み倒せないのよ。国債って。>


はい、無事で済むわけがありますね


いやまあ本当にデフォルトするなら無事で済まないでしょう。
本当にデフォルトするなら。

上の記事は以下について言及していません。

  • 通貨発行権

  • キーストロークマネー

  • 「自国通貨建て」国債

  • 返済・利払いする際の通貨

  • 変動相場制

  • 低い国債金利

  • インフレ率

  • 外国に国債を買われる=外国の円が入ってくる

  • 財務省自らが債務不履行しないと格付け会社に抗議している


そして、外国が持つ比率に関係なく返済できる根拠

さて、特に国債絡みで言えば、
「日銀当座預金(自分の負債)の数字を増やすだけで、国債を無限に買い取れる
 存在が、日本銀行です。何しろ、キーボードを打つだけです。

 他の経済主体は、国債を買うために「資産」を用意しなければなりませんが、日銀は違う。買い手の日銀当座預金口座の残高を増やすだけ。
(・・・)
そもそも、日本国債について、
「大部分が国内保有であるため安全」
 と、誰が言った? 誰も言っていない。なぜならば、どうでも良いから。

 たとえ外国に100%持たれていても、日本国債の債務不履行はあり得ない。何しろ、日本円建てだから。今井・元秘書官は、相当に頭が悪い(現実の認識ができない)か、もしくはストローマンプロパガンダを故意に展開している
(・・・)
さらに、1%ではなく100%の海外投資家が「強烈に売り浴びせ」てきたところで、彼らは国債を買うために「資産が不要」な存在を相手にしなければならないのです。

 勝てるわけがない。

 数字を増やすだけで国債を買い取れる「無敵の存在」を相手に、日本国債の空売りを仕かけたところで、「未亡人」が増えるだけの結果に終わるでしょう。

日本国債の市場における無敵の存在 | 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

もうひとつ

そして、典型的な通貨主権国において財政の持続可能性が問題にならないのは、海外部門が多額の国債を保有する場合も変わりません。
なぜなら、自国通貨建ての国債である限り、発行時の購入代金はもちろん、利息や償還時の元本も、すべて政府自らが直前に発行する通貨によって支払われる点は、保有者が国内にいても海外にいても変わりはないからです。

MMT講義ノート 島倉 原
p96

細かいツッコミ

<国の借金は国の資産>
「政府の」借金は「国民の」資産、では?
細かくは”政府以外の資産”だが。
国ってどこからどこまで?
”発行者にとっての負債が発行者にとっての資産”、ってどういうこと?

<6%もの外国人を>
6%「もの」って、何そのとんでもなく多いみたいな言い草。
諸外国の国債の外国人がもつ比率、どれくらい?

<外国人をデフォルトにして>
「外国人を」って何?
債務不履行とは国債などに対して言う言葉では?
「外国人の持つ国債を」ならともかく「人を」債務不履行にするって、どうやったらできるのか?

<じゃあどこの国が国債を持ってるか。アメリカ人、中国人、ルクセンブルク人ですね。>
日本円で返済するという契約なら、どこの国が持っているかは関係ない。
キーストローク・情報を書きこむだけ。
ドルでの返済とでもなっているなら別だが。

<世界中にファイナンスする金融立国だからです。>
で?
それが日本が返済する時どう影響するのかまるでわからない

<つまりね、踏み倒せないのよ。国債って。>
いつどこの誰が「踏み倒す」って言った。
「”全体”の国債の総額が減らない」と
「”個々”の国債の契約を守らない」はまるで違う。
無から情報という貨幣を創って個々の国債を返す。
その繰り返し。


ご覧いただきありがとうございました。

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