強靭な胃袋でフードロスを防ぐ
色んな企業がフードロスを防ぐために色んな対策をしている。
らしい。
企業努力は素晴らしいが 結局は消費者の行動に掛かっている。
消費者が買わなければ捨てられる。
買っても食べなければ捨てられる。
ギリギリの量を作ればいいじゃんと思うが品薄になることを企業は恐れる。
なんだか大変だね。
こうして僕はいままで他人事だと思っていた。
でも我が家にもフードロス問題がまたーに勃発するのだ。
なるべく自炊を心掛けてはいるが、帰るのが遅くなったりするとお惣菜に助けてもらうこともある。
いつもありがとうスーパーのお惣菜さん。
さて、もうすぐ5歳となる長男もスーパーで 自分の食べるモノを選びたい年頃だ。
しかし自分の胃袋とお弁当の量を正確に比べることができない。
そんな彼は大人用のお弁当をえらぶ。
「ぜったいたべれる」
と謎の自信をみせて。
僕も自分の分のお惣菜を選びレジへ。
お惣菜の日は楽ちんだ。
作らなくてもいいし 洗い物もすくない。
そうして帰路につく。
さっそくテーブルにお惣菜とお弁当を並べる。
いただきまーす!
勢いよく食べ始める長男。
からあげ弁当を頬張る。
他のお惣菜にも手を伸ばす。
しかしお気に召さないようでパパの皿にいれる。
再度お弁当を食べ始める。
四分の一を過ぎたあたりで一言。
「もういらんわ」
パパママはフリーズする。
え?
どうゆうこと?
食べられるって言ってたよね。
そりゃこっちも全部は食べられるとは思ってなかったけど、せめて半分は食べてよ。
理由はお腹がいっぱいになったからだそう。
ふーん。
そーかそーか。
ここでパパの「バナナ食べる?」攻撃ッ!
長男はすかさず「たぺる」と応戦する。
あれれー?
お腹いっぱいじゃなかったの〜?といじわるをする。
そんないじわるには動じず もしゃもしゃバナナを食べる長男。
彼の前には半分以上残ったからあげ弁当。
パパとママはもう自分の分は食べ終わっている。
フードロスだ!
もったいない。
明日に残す?
いや、なんだかこわい。
食中毒のリスクがある。
ならば。
食べるしかない。
もってくれ僕の胃袋。
今からからあげ弁当がそっちにいく。
無理を言っているのはわかっている。
でも、僕たちで世の中からフードロスを無くすんだ!
と心のなかでカッコつけて もったいなから全部食べる僕。
おなかがちきれそう。
むすこよ。
自分のお腹の具合をはやく把握しておくれ。
パパの体重がジワジワと増えていくぞ。
ともあれ フードロスは防がれた。
我が強靭な胃袋によって。
よくやった。
明日はヘルシーにいこうな。
ではまた。
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