ピタゴラスイッチの弊害
Eテレで放送されているピタゴラスイッチ。
かなり歴史のある番組で僕もこどもの頃見たような記憶がある。
大人でもついつい見ちゃう魅力がある。
4歳になるむすこも夢中だ。
録画してなんども見ている。
歌もおぼえてうたっている。
ちょっと家事などするときにはその録画にとても助けられる。
集中して見てくれている。
色んなピタゴラ装置があり、試行錯誤がすごい。
アイデアや工夫が満載で、特別な物はあまり使わない。
ある程度マネができるように配慮しているのだろうか。
そんな配慮のせいか、むすこが言う。
「パパ。ピタゴラ装置作ってよ」と。
なんて簡単に言ってのけるのか。
青ざめるパパ。
テレビではいとも簡単そうにピタゴラしていく装置。
むすこよ、あれってなんども失敗して、調整して、かなり時間が掛かっているんだよ?
なんとか遠回りにピタゴラ装置作成を回避しようとするパパ。
頑なに作ってくれとせがむむすこ。
これはとりあえず簡単なものでいいからピタゴラする装置を作るしかないと諦めるパパ。
いざどんな装置にしようか考えるがこれがまた、どうしたものか、何から考えればよいのかがまずわからない。
ピタゴラ装置で必要なものはなにか。
ゴールとゴールへと突き進むなにか、最低限この2つが必要だと結論する。
本場のピタゴラ装置のゴールは様々な様式がある。
どれもマネするのは難しい。
家にある資源はかなり限られている。
まずはゴールを決めよう。
旗が上がるような仕組みを作るのは大変だし、音がなればいいかと思い、スイッチを押すと歌が流れる本をゴールとする。
音がなったら成功、ゴールね。
ゴールが決まればあとはそこに至るまでのピタゴラを考えればいい。
ここで大人の計算が入る。
(おそらく今後もピタゴラ装置を作ることになるだろう。なので初回からあんまり豪華に、複雑にすると2回目3回目がしんどくなる。初回はシンプルにいこう。)
大人は汚い。
本場のピタゴラはビー玉などの転がる系、ドミノ系、車輪系、紐系など様々なゴールに突き進む物がある。
家にあるもので代用できるものは車輪系だ。
トミカやプラレール。
あとは机など高低差も利用する。
さて準備物は揃った。
あとはどうピタゴラするかだ。
初回はシンプルに。
テーブルから落ちた物が本のスイッチを押して音楽が流れればゴール。
実にわかりやすく、シンプルだ。
しかも作るのは簡単。
今回はプラレールの動力車をゴールに突き進む物にする。
テーブルの上にプラレールのレールを敷く。
ここでひと工夫。
単純にレールを敷いてしまうと動力車の軌道が読みやすく楽しくないので、適当な配置で曲線レールをセロハンテープで止めていく。
そのレールの上ではなく、側面にはわして動力車を走らせる。
ミニ四駆の要領で曲がる。
レールは途切れ途切れになり、こどもにはどう動力車が走るのか一見してはわかりずらいだろう。
曲がる部分のレールは3枚ほど重ねないと乗り越えてしまうので注意。
テーブルの上を八の字で走るようにレールを貼り付け、テーブルの下に本を置いて完成だ。
動力車が途切れ途切れのレールをどう走ってゴールにたどり着くのかが、今回のピタゴラとなる。
ピタゴラ要素はひとつ。
これがパパの限界だよ。
さて、いざ出発!
数度の失敗の後、見事音楽がなりゴール!
むすこはややうけ。
まぁテレビと比べると見劣りするのはわかる。
でもパパはもうすこしよろこんで欲しいな。
これからピタゴラスイッチを見るとき、むすこは楽しく見れるだろう。
パパは装置を研究するという視点で見ることになるだろう。
作るのを断るのは簡単だ。
でもパパの威厳を見せたい。
こんなこともできるんだぞと見せたい。
次回からはもうすこしレベルアップします。
でも頻度は月1ぐらいでお願いしますね。
全国のパパさん。ピタゴラ装置で威厳を発揮しましょう。オリジナリティ溢れる装置をむすこと一緒に作るのもなかなかいいもんです。
ではまた。