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せこい親
子どもはなんでも欲しがる。
なにかにつけて、あれが欲しい、これが欲しい。
欲しいのはわかる。
おもちゃって魅力的だよね。
でも大人の欲しいとは違う。
大人は活用することに意味を見出す。
子どもは手に入れることに意味を見出す。
ただ欲しいだけ。
それで何をするかまでは考えていない。
だから買う前につい言っちゃう。
「それ買ってなにするの?」と。
意味のない質問とわかっていても聞かずきはいられない。
もちろん子どもは明確な返答はできず、ただただ欲しいという。
これに親は屈するほかない。
しかし、せこい親は考える。
なんとか支出を減らさなくては!と。
だから優しい口調でこう言う。
〇〇(高い)より、〇〇(安い)の方が楽しそうだよ。
子どもは〇〇(高い)がどうしても欲しいという状況ではない限り、買ってもらえるという欲求を満たせるので、コロッと〇〇(安い)に食い付く。
シメシメ。
ムフフ。
その安く買ったものもその日1日に遊んだら忘れ去られることもある。
安いにこしたことはないのだ。
我ながらせこい。
みみっちいやつ。
まぁでも費用対効果を考えるのは大人の責任だよね。
高ければいいということではないのだよ。
長く遊ぶおもちゃなら質の良いものを選ぶのはわかるけどね。
安価で質のいいものはトミカだ。
数百円で満足クオリティで、まず壊れない。
でもたまに1,000円を越える車両もあるので要注意!
本ならいくらでも買ってあげるよ。
と言いたいところだが、最近の本屋はガチャガチャがおいてあったり、LaQのような知育玩具も多く取り揃えているので、本よりそっちに目移りしてしまう。
やり方が汚い。
子どもの純真さを利用した商売をしおって。
そんな憤りを感じつつもパパも本屋に行きたいので、ついつい行ってしまう。
本屋って楽しいよね。
あんなに世間を騒がせたジャニーズの雑誌が目立つ所にドーンと置かれているのは、ちょっとなぁと思ったけど。
見たいコーナーがいくつかあるが、自分の見たい本はじっくりは探せない。
子どもは欲しいものを見つけると待つことが難しい。
買ったら次は早く帰ろう攻撃がはじまる。
たまにはゆっくり書店をブラブラしたい。
話がそれたが、買い物以外にもついついもったいないからという理由で叱ることが多い。
せこい。
水道をちょっと出しっぱなしでもいいじゃない。
電気をつけたり消したりして遊んでもいいじゃない。
氷を無限に使ってもいいじゃない。
そこから学べることもあるんだよきっと。
その機会を奪うほうがもったいないよね。
せこい親は良いことを言うね。
せこいことは悪いことばかりじゃない。
よね?
知らんけど。
せこいってもっと良い表現ないかな?
せせこましいみたいで嫌だな。
ないな。
せこいもんはせこい。
胸を張っていこう!
せこいやつが最後には勝つ!
知らんけど。
せこいので結論はださずにこのへんで。
ではまた。