見た目と機能どちらを取る?ジレンマの先へ
誰しも日常的にカバンというものを使っていると思う。
世間には実に様々なカバンが売っている。
僕も数年前に購入したカバンを仕事でもプライベートでも愛用している。
そのカバンは肩に掛けて持つタイプなのだが、斜めがけにはできない。
左右どちらかの肩に引っ掛けるだけ。
基本的は車での通勤なのでカバンを長時間持ち歩くということはほぼない。
だからあまり不便は感じてこなかった。
しかし最近、少し不満なところが目立つようになってきた。
まずは子どもを抱っこして持つには不便過ぎる形状。
手に持つには長いし、斜めがけするには短い持ち手。
肩に掛けて子ども抱っこすると高確率で肘までずり落ちてくる。
またそのカバンはガジェット類を入れるには向いていない。
カバンの開口部が広く、ボタンひとつで止めるタイプで隙間だらけで上から見ると中身が見える。
雨も入り放題。
電車とかだとスリの格好の獲物だ。
11インチのタブレットをケースにいれるとカバンのシルエットが変形し、持ちにくいし、他の物が入れずらくなる。
バックインバックの活用も難しい。
頑丈でとても気に入っているカバンだけど、最近の僕の使用状況にマッチしていない。
新しいカバンへ浮気する時が来たかもしれない。
ガジェットを入れるとなるとリュックだ。
リュック人口は多い。
リュックが欲しい。
買えばいいって?
でも僕にはリュックには手が出せない悲しい理由があるのだ。
それは「リュックが全然似合わない」こと。
自他ともに認める似合わなさなのだ。
僕がリュックを背負うと笑いが起こるぐらいに似合わない。
僕がリュックを背負うたびに周囲が笑うようではなんだか申し訳ない。
原因はわからない。
わかりたくもない。
自分のリュックが似合わない理由を真剣に探求しようとは思えない。
真実を知りたくない。
この似合わないという不安は強大であり、リュックを買う踏ん切りがつかない。
でもリュックなら子どもを抱っこしても何の問題もない。
ガジェットもらくらく入れられる。
バッグインバッグで拡張性もある。
最高じゃん。
しかし似合わない。壊滅的に。
これは致命的だ。
機能面だけで選ぶことはできない。
機能面だけで選ぶなら夏はタンクトップ一択だが、そんなやつはいない。
見た目というのはとても重要なファクターなのだ。
僕の完全な偏見だが、リュックの似合わないおっさんはいけていない。
もしかすると似合うリュックもあるかもしれない。
でもそれに出会うまでにいくつの死線を乗り越えなければいけない?
僕のメンタルは持たないだろう。
リュックはフェラーリやポルシェのように自分では手の届かない高嶺の花なのだと諦めるしかないのか。
他の人の目なんて気にするな。
そんなことを言う自分もいる。
大事なのは機能だろ?
目的を忘れるな。
おまえにはリュックが必要だ。
世の中にはトレンドというものがあるんだ。
過去にリュックを試した時には自分の中でトレンドではなかっただけのこと。
今まさにリュックのトレンドが来ているかもしれない。
このビッグウェーブに乗るしかない。
逆転の発想で似合わないことを楽しむのも有りだ。
真のおしゃれさんのおしゃれは常人には理解できないのだ。
いやだめだ。
おじさんは世間体を気にする生き物なんだから。
リュック熱を冷ます為に、少しばかりリュックをディスってみようか。
まず、背中に汗かくよね。
背中蒸れるよね。
背中に背負うと後ろからスリに遭う可能性あるよね。
うーんとえーと、これぐらいかな。
弱い。
今一度冷静に考えるんだ。
ガジェットを持ち運びたいと言ったが、常に持ち運ぶようなガジェットはそもそもないじゃないか。
スマホがあれば事足りるし、別にカフェにいって執筆するわけでもない。
そんな時間はない。
子どもを抱っこする時に不便なら、斜めできるショルダーバックを買えばいい。
なかなか冷静な判断ができたんじゃないだろうか。
似合わず笑いものになる可能性のあるリュックよりも、機能的で必要十分なショルダーバックにするべきだ。
身の丈にあったファッションを。
書くことで思考が整理されて、美しい結論を導き出す好例のような記事になったね。
皆さんもなにか購入するか迷った時にはnoteに記事を書いてみて自分の置かれている状況を整理するのが得策かもよ。
ではまた。