足を向けて寝られない
それストーカーの始まりです。
恩人や推しなどに対して「失礼に当たる」として「足を向けて寝られない」という表現がある。
まぁその気持ちは否定しない。
スキにしたらよろしい。
でもそれを本気で実践しようとすると危険だ。
あなたはストーカーとして恩人や推しから恐怖の対象として認知されてしまうかもしれない。
僕はあなたにそんな悲しい思いをして欲しくない。
なので 何故 純粋な気持ちがストーキングへと発展してしまうのか論理立てて説明していく。
その恩人や推しの家や神社仏閣、山など不動の物に対して「足を向けて寝られませんわオホホ」というのであればセーフだ。
しかし 個人を対象にした途端に この行動は常識を逸脱した行為となる。
足を向けて寝てはいけないということは 自分の寝る位置と相手の寝る位置を正確に把握する必要がある。
家が対象なら何となくの方角さえ把握していれば足を向けずに済むだろう。
でも個人ならそうはいかない。
その個人の動向を常に把握しておく必要がある。
常にどこで何をしているのか把握しておかないと おちおち昼寝もできない。
そこであなたは恩人や推しの動向を探り始めるだろう。
SNSをチェックし 行動範囲を特定。
次に時間帯別の行動パターンを分析し始める。
これはもう尾行してデータを集めるしかない。
はい。
もう立派なストーカーだ。
恩人や推しの家の周囲や会社の周囲をウロウロしているあなたは目立つ。
そして警察官に職務質問を受けるハメになる。
でもあなたは正直に答えるだろう。
やましい事をしている意識はないのだから。
「私は〇〇さんに足を向けて眠っては失礼と思い、〇〇さんの行動を把握する責任があるのです」
と言うだろうね。
はい。
ゴリゴリのストーカーだね。
ここで警察官は応援を呼ぶ。
もう逃げられない。
そしてあなたは知らない土地の警察署に連れていかれ 一晩を過ごす事になるかもしれない。
さぁ自分がどの方角にいて 恩人や推しがどの方角にいるのかあなたには知る術はない。
もう横になる事はできない。
そうすると警察官から「そこ、早く寝なさい」とお叱りを受けるだろう。
で あなたは言う。
「しかしですね。〇〇さんがどっちの方角にいるのかわからないので横になる事はできません」
と。
もう取り調べをする必要もなく変人&ストーカーの称号はあなたのもの。
もし こんな未来を望まないというのであれば「足を向けて寝られない」という事を実践してはいけないよ。
近い将来、自分の現在地が超個人情報として取り扱われる時代が来るかもね。
ではまた。
あ、そうそう恩人や推しが複数人いる場合は もう眠る事が出来なくなる可能性があるから気を付けてね。
次回予告(ウソ)
「推し活されてぇ!とサブアカ立ち上げ 自分を推す」
の巻き。
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