自分の気持ちに素直になる
子どもの頃からの癖で、人の気持ちを優先させてしまう。
あの人がやりたいなら、自分は我慢しよう。もしくは、あまりやりたくないけれど言われたからやろう。
そうやって、自分に嘘をついて年月を積み重ねてきた。
この歳になって、自分に起こった出来事について向き合わなければならなくなった。自分が我慢すれば良いという気持ち。違うと思っているのに受け入れる事。嫌だけど断れなくてその事をする自分。
ずっとそれで良いと思っていた。だけど、惨めで可哀想な自分だった。
相手にされたことがひどくても言えない。そのことを誰かに相談する。その人は「そんな酷いことされたんだ。大変だね」と言ってくれる。簡単に可哀想な自分の出来上がりだ。でも、そんな自分がずっと嫌だった。
向き合わなければならない事がきっかけを作ってくれた。どうして、嫌な事を嫌と言えないのだろう。それって違うよねという事を飲み込んでしまうのはなぜだろう。一生懸命考えた。こんなに自分について考えたのはもしかしたら初めてだったかもしれない。
いつだって、自分の気持ちの表面を人の言葉が滑っていく。深く入ることはないから、心を開けない用心深い人間になっていった。本音を話せないと薄い人間関係しか作れない。
では、どうしたらいい?
あなたはどうしたいの?
他人にどう思われてもいいじゃない。
自分の意見を言える方がよっぽど素敵だよ。
言えないって事は心が弱いって事。
自分を守っているようで、周りの人を不幸にする。
それで自分を好きになれるの?
それって、本気で生きてる?
考えて、考えて、出てきた答えたち。
話す時に私の事を否定する事しかしない人がいた。一生懸命そうじゃないと訂正するけれど、否定は止まない。
その人と話し終わった時に気づいたことがある。
自分が自分の事を一番否定していたんじゃないか?ということ。
自分がしていて、一番コンプレックスに感じている事を言われたから反応する。だって、気にしていなかったらなんとも思わないのではないだろうか。
そんな気づきがあって、否定する自分も受け入れる事にした。そういう自分もいるよね。それでいいじゃないって。
そうしたら、楽になった。
いつだって、なんでもいいよ。どっちでもいいよ。と思っていたけれど、どっちでも良いなんて事ない。どれが良いか自分で選べるのだ。そしてそれを言っていい。
自分がしたくない事は、断ればいい。断ることが怖かった。だけど、一回断ってみたらとてもスッキリした。やらなければならない事が一つ減って、気持ちに余裕ができる。
自分の意見をいう事は、しっかり生きる事。柔軟性も必要だと思うけれど。
自分の人生を誰かにコントロールされたくなければ、自分の人生の舵を離してはいけないのだ。
気付くって事が大切なのだと思う。
自分に素直になって、大切にできたらきっと他の人との関係も良くなると思うから。自分を内観して思ったのはそういう事。
そして、一生懸命色んな方面から考えて答えを出す大切さを思い知った。
まだまだ、知りたいことが沢山ある。
もっと、内面を充実させていきたい。
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