腹式呼吸と胸式呼吸 結局どっちがいいの?
こんにちは。くのです。
歌やってると、「やっぱ腹筋めっちゃするの?」とか、「腹式呼吸が大事なんでしょ?」と言われます。
「そうだよー、めっちゃ大事。腹式は基本だよね」と言います。
ホントのこと言うのがめんどくさいからです。
使えるツールは使うべし
ほんとは腹筋もいらないし、主に胸式使ってます。
でもこれ言うと、殆どの人が「求めてた答えと違う」みたいな顔するので、ここ数年は「腹筋と腹式大事」と言ってます。めんどくさいからです。
日本のボイトレは、ほとんど腹式です。自分が歌を始めてかれこれ20年。アップグレードはされてないように見受けられます。アクターズスクールでも、都内芸能スクールでも腹式で教えられました。
反対に、「ボイトレ」と検索して胸式が出てくることって少ないです、めっちゃ遅れてると思いました。
じゃあ結局どっちがいいの、って話ですが個人的な答えは『どっちも使う』です。片方に固執する必要はないのに、なぜ腹式だけ使いたがるのでしょうか。なぜどっちかしか使おうとしないのでしょうか。
なぜ使えるツールを全て使いこなし、自分の歌に落とし込もうとしないのでしょうか。
複式、胸式問題でバトってる間は、日本の音楽はどんどん遅れていくと思います。
また脱線しそうになってしまった……
両方使うメリット
腹式と胸式の両方を覚えると、歌の雰囲気を変えることができます。自分の場合、
腹式は……
ふわっとした歌い出しの時や、やさしい印象を持たせたい時に使う
胸式は……
ここぞっていうフレーズや、台詞みたいに歌いたい、音をキープさせたい時に使う
という感じです。なので片方だけ使うということが無いです。
セリーヌ・ディオンのMy Heart Will Go Onがありますね。
私はAメロ(主に1番)を腹式で歌い、2番から腹式と胸式を混ぜてメリハリをつけます。この曲はゆったり&なだらかなので、ずっと同じアプローチで歌っているとすぐ飽きます。
美女と野獣のBeauty and the Beastとかもそうですね。あれすぐ飽きるんですよね。
それで最後の大サビで完全に胸式に切り替えます。
このメリットは、胸式を使うと、最後のロングトーンで音程が下がらないことです。
こんな感じで使い分けると、メリハリついて楽しくなるよ。
もっと胸式増えないかな……
だから胸式できるボイトレ増えないかな、って思う。腹式に拘ってるのってアジアの中でも日本くらいじゃないか? (と、agia’s got talentを見て切に思った)
フィリピンやインドネシアの方が先に進んでる感じがしたし、いわずもがな韓国はアジア最強だと思った。K-POPは、BTSはやばい。韓国にレッスンいくのがいいんじゃないか……。調べてみようかな。
歌いながら踊るのにも、胸式は適してます。
わたくし、一時ダンスをやってました。ヒップホップです。
『歌いながら踊る』を実践したかったので、歌もダンスも習いにいってました。
ダンスイベントで実際に歌いながら踊りましたが(マイク使ってとかじゃないよ)、腹式でももちろん歌えるけど、胸式の方がブレないな、と実感しました。
なのでボイトレ通うなら、腹式も胸式も両方教えてくれるところがいいと思う。
通ってみないとわからない? ごもっともだよ!
こんな時は身近にいる歌ウマさんで「この人みたいに歌いたいなぁ」と思える人が居たら、その人が通ってるスクールやレッスンを教えてもらうのがいいです。
とはいうものの、結局は好みなので。
「この先生好きだ!」と思えるところで楽しく習うのが一番だと思います。
自分が楽しいのが、一番大事なので。
・腹式、胸式の両方を使い分けて曲の雰囲気を変えてみよう
・歌うのに腹筋はさほど重要では無い
という感じでした。
では。