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『虚構のプリクエル』の話(文学フリマ京都8)

文学フリマ京都8に出品する新刊の紹介記事です。
2024.1.14 みやこメッセ 【か ―04】に遊びに来てね。


コメディを書くつもりが


スティール・ライフ短編集』を作り終え、シリーズも落ち着いたところで「息抜きにコメディテイストで書いてみたいな」と思い、はじめてみたらこうなりました。表紙からひとつもコメディ感がでてませんね。
むしろかっこよくなってますよね!?
これはひとえにイラストのハルサカ様のおかげです。ありがとうございます。

こちら、近未来を舞台にしたSFアクションになってます。

本編や短編集よりは肩の力が抜けて、楽しく読める仕様を目指しました。表題作のほか、書き下ろしと制作小話もいれてます。

『虚構のプリクエル』の詳細


文庫本 162P SFアクション
作:久納一湖 カバーデザイン:ハルサカ様

収録
・虚構のプリクエル
・職場に好きな人がいると仕事が捗るアレ(書き下ろし)
・水溶性の鉄拳(書き下ろし)

・誰得小話の部屋(作者による創作話)

あらすじ

『スティール・ライフ』シリーズで活躍した黒澤当麻をメインに、新たなる脅威との戦いの始まりを描く新シリーズの前日譚。 オートマタとの共存が当たり前の近未来都市メトロシティ。そこで違法に製造されたオートマタの対応業者として働く黒澤は、簡単なはずの案件で未知の存在であるアンドロイドと遭遇し……。 

同僚の高見佳奈、オートマタと関連を持つエルリで成り立つチーム"ガレージ"はこの脅威を突破できるのか。 そしてピンチを救う協力者と、とある人物の関係性も明らかになり、黒澤たちはメトロシティを脅かすアンドロイド問題に巻き込まれていく。

見どころ


一見ふつうのアラサーである黒澤当麻が、自身のスペックや大きな障害に悩みながら進もうとしていく姿に、"大人だからこそ"の不器用なかっこよさを感じてもらえるはず。  

絶対前進後ろ見ずの同僚、高見佳奈との凸凹コンビや、黒澤に憧れるエルリを見ていると、きっと黒澤さんを応援したくなるのではないでしょうか。 

本編(スティール・ライフ)の主人公の10代を客観的に描いた書き下ろし『水溶性の鉄拳』も必読ストーリー! ぜひ楽しんでもらいたいです。
 

世界観

 舞台は近未来の都市であるメトロシティ。オートマタとの生活が当たり前の世の中で、犯罪用に製造された違法機が都市を脅かしていた。  

その対応機関である事務局を通して違法オートマタの監視掃討を仕事にしている"ガレージ"。彼らは文字通りガレージを改装した物件を拠点に今日も違法機を追う。  

煌びやかな繁華街と過疎化したスラム街が共存する街が特徴。ハードボイルドでサイバーパンク。ドライな人間関係を楽しんでほしい。

 というわけで、自身の作品『虚構のプリクエル』の紹介でした。
 京都でお待ちしております。

 京都行くのムズいわ。って方、安心してください。

 通販あります。

今回も読んでくれてありがとう!
文学フリマのブースなど詳細決まったらアップします!

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