人はなぜあがるの?
note2日めの今日は、誰もがもつ基本的な疑問について書いてみたいと思います。
そもそも人は、なぜあがるのでしょうか?
皆さんは、なぜあがるとおもいますか?
私は、あがるのは脳の機能の問題、本能的な脳のはたらきによるもの、との視点であがりとあがり症克服の理論を構築しました。
脳の本能的なはたらきとは何かというと、命の安全安心の確保にあります。
その安全安心が脅かされそうになったときにセキュリティ機能がはたらき、ドキドキなどのアラームで命の危機にあることを知らせている、というのが私の捉え方です。
では、脳が守ろうとしている命とは何かというと、それは「自尊心」です。自尊心こそが精神的な命で、人の行動の背後には常に自尊心が隠れていて、傷つきそうなときだけムクムクと顔をだし、感情を促します。
たとえば、恥をかきそう、失敗しそう、いい間違えたらどうしようなど、慣れないスピーチやプレゼンには、自尊心が傷つきそうな場面がたくさんあります。
また、昇進試験での上司との面接や初めてのデート、苦手な人との付き合い方や人間関係の築き方など、自尊心が顔をだしそうな場面は山ほどあります。
反対に、自尊心が顔をださなくてよい場面では安心し、リラックスして過ごすことができます。
自尊心と社会的ツールについては後日お話したいと思いますが、上記のように自尊心が傷つきそうなときに交感神経が活性化し、筋肉や血管が収縮することでドキドキや震えなどの身体症状が表出してしまうのです。
これらの背景にあるのが、私たちの全身に網羅されている、中枢神経と末梢神経による生命監視システムです。
とくに末梢神経のなかの自律神経はあがりと密接で、自律神経の仕組みについては、次回お伝えしたいと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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