あれ?僕いらなくない??

6年生の3学期

卒業まであと2か月
6年生の担任として思うのです。
「あれ?僕いらなくない??」

体育の学習では

サッカーの学習

子どもたちは、校庭に出ると、チームごとに準備運動をします。
そのあとは、チームごとに練習。パスやシュート、鳥かごや3対2での実践練習など、子どもたち同士で相談をして取り組みます。

私の仕事は時間になったら、ゲーム開始の笛を吹くことのみ。
(ちょっと盛りました。本当は、揉めた時の仲裁やいい作戦の共有などもしています。)

算数の学習では

6年間の学習の振り返りの単元。

机を4~5人の班の形にして、問題を解きます。
分からないところは、友達に聞くようにしています。

教える方も、アウトプットの機会として学習を深めることができ、教わる方も友達なので気軽に聞くことができ、分からない問題を確認することができます。(実際、私のような大人の言葉よりも、一見わかりにくそうな子ども同士の会話のほうが、なぜか伝わっている、という場面もよく見られます。)

私は「友達に聞いても分からなかったらおいで」と前に座っているだけ。
来るのは、1時間に1~2人です。

教師の姿として

自立した人を育てることを目指していたので、こういった姿の子どもたちを見るのは、大変うれしいことです。

一方で、「あいつ仕事してないなあ」「ちゃんと学習できているのかなあ」と周りの先生から見られているかも、と心配になることもあります。

ですが、これからの社会を担っていくのは、こういった自分で課題を見つけ、自分で試行錯誤して、時には友達や先生に頼りつつ、解決して行ける人間なのではと考えています。
また、自分で試行錯誤することで、結果としてそういった先生方が思う「学力」や「体力」(あまり好きな言葉ではありませんが)もついていると思います。

なので、私も胸を張って、子どもたちを信じ、見守る姿勢を貫いていきます。
私抜きでも、一人前に巣立っていけるように・・・

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