お盆休みのローストチキン
今年のお盆休みは有休も入れて夢の9連休。
ですが毎日危険なくらい暑いので、ほとんど家で過ごしています。
連休になったらやろうと思っていたことの一つがローストチキン作り。
フォローさせていただいている北フランス在住ユイじょりさんのこちらの記事を拝読し、私も同じやり方で鶏を焼いてみよう、そしてチキンを味わい尽くそう!とウキウキしながら計画を立てていたのでした。
実は昨年の年末に丸鶏を焼いてみたのですが、イマイチな仕上がりに。
とあるフランス料理のシェフの動画を見て作ったのですが、
・ひもで縛る
・オーブンで焼く前にフライパンで焼いて焼き色をつける&焼き油でアロゼしながらモモに火を通す
・130℃で焼く
をしていました。
そのやり方でもちゃんと技術があったり、オーブンの性能によっては美味しくできるのでしょうが、私は見事失敗!
大きな丸鶏をフライパンで焼くのも大変でした。
ひもで縛ることで胴体に接しているモモの部分に熱が伝わらず、その部分が生焼けになってしまいました。
悔し〜、いつかきっと上手に焼いてやる、と心に誓ったのでした。
というわけで、ユイじょりさんの記事で紹介されていた三越伊勢丹のローストチキンの焼き方(すごく納得)を参考に、レッツ鶏の丸焼き再チャレンジ!
連休2日前に届き、冷蔵庫で解凍していた丸鶏。
早速猫たちがチェックしに来ました。
袋に入っていてもにおいで分かる様子。
1.3kgと書いてありましたが、重さを量ると1.6kgありました。
我が家のオーブンは2.6Lとやや小さめ。
2kg以上だと入らないかもしれないけど、1.6kgは問題なく入りそう。
表面の水分をよく拭き取り、重量の0.7%の塩をすりすり。
こぼれた塩も鶏を擦り付けてすりすり。
冷蔵庫で寝かせます。
この時、表面の水分を飛ばすために、ラップなどはかけずにそのまま冷蔵庫に入れるといいそう。なるほど。
7〜8時間後、取り出してみると
オーブンを110℃に予熱している間にバターを塗りたくり、
ユイじょりさんの真似をしてレモンの輪切りをお腹の中へ。
まずは110℃で90分焼きます。
Bistroさんよ(13年くらい使っている)、頑張って焼いておくれ。
90分後、一旦取り出しましたがもう少し焼いたほうがよさそう。
三越伊勢丹のページによると125℃以下で、ということなので120℃にあげて20分追加しました。
やぱりオーブンの機種によって癖みたいなものがあったり、うちのはちょっと古いのもあるのかも?
あと、焼く前に室温に置く時間をもう少し長めにしたほうが良かったかな。
部屋中に鶏の香りに加えてレモンとバターのなんとも言えない美味しそうな香りが漂っています。
猫たちも期待に満ち溢れた顔で待ち構えています😺😺
このあと、仕上げに250℃で10分焼いて、焼き色をつけます。
が、うちのBistroさんは少し古い型なので230℃までしか上がらないことに気づきました。
と思っていたらなぜか210℃までしか上がらず。
どうしたBistroさん!?
長時間使った後はあまり温度を上げられないようになっている?
とりあえず210℃に予熱している間にアルミを被せ余熱で火を通します。
焼く直前に出てきた油を全体に満遍なくかけかけ。
高温はなるべく短時間で、とのこと。
温度が少し低いこともあったので15分焼くことにしました。
出てきたソースをちょっと味見してみましたが、本当に飛び上がるほどうまい(ユイじょりさんも飛んだそう)!
付け合わせは蒸したじゃがいもにバターと塩を添えたものと焼き野菜(ズッキーニ、トマト、オクラ)で。
いちばん美味しいところ、モモの部分と手羽先をいただくことに。
このあと猫たちが食卓に上がってきていきなり丸ごとくわえて持ち去り未遂事件が発生したため写真を撮る余裕はなく。
お味ですが、美味しくないわけがない!
ソースが絶品すぎます。
塩味も絶妙、レモンとバターがほんといい仕事しています。
お肉もしっとりして最高に美味しい!
夫も「これどうやって作ったの?」と作り方を聞いてきたので美味しかった模様。
夫は美味しいと思うと作り方をいろいろ聞いてくるので分かりやすいです (自分では決して作らないけど)笑
猫たちはお肉だけでなく骨も美味しそうに齧っていたので相当に美味しかった様子。レモンはすこぶる苦手な猫たちですが、それをも凌駕する美味しさのようでした。
翌日は胸肉で塩レモンラーメン(真似っこ)。
信じられないくらい暑い中買い物に行ったけど見事に水菜を買い忘れ、代わりに玉ねぎを入れました。
前日の絶品ソースと溢れ出てきた肉汁を回収していたものが煮凝りになっていたのでそれも少し投入。
胸肉ですが、パサつきゼロのしっとり仕上がり。
レモンから果汁を絞りながらいただくとさらに美味。
スープはもちろん全部飲み!
その次の日はよだれ鶏に。
丸焼きをアルミで包み、170℃くらいのオーブンで15分ほど、ほんのり温め。
それから一心不乱に丸焼きからお肉を削ぎ落とし、ちょうど2人分くらいを集めることができました。
タレは長ネギ、醤油、酢、砂糖、生姜。
あとはえびニラ饅頭(成城石井で仕入れた)と空心菜&チンゲンサイ炒めで中華料理屋さん風に。
1人で全部食べたかった〜!
あとは骨と少々のお肉を残すのみ。
コトコト煮て、スープを取ろうと思います。
骨にくっついているお肉を極限まで取り(こういう作業では抜群の集中力と執念を発揮)、骨を鍋へ。
適宜水を追加しながら2時間煮込み、
キッチンペーパーで漉します。
この時も骨についたお肉を徹底的に回収。
このスープと煮凝りの残りを入れてカレーを作りました。
ルーは長らくジャワカレー中辛派でしたが、この間試しに買ってみたZEPPIN 中辛がやたら食べやすくて気に入ってしまい、今回はこちらで。
出来上がったカレーをちょっと味見。
「!!!」
なんと表現したらいいのか。
ものすごく華やかな美味しさ!
そう、「華やか」という言葉がぴったり。
焼いた時のエキスやレモンのおかげ?
味見の時点で仰天の美味しさなので、食べるのが楽しみすぎます。
この日は別のメニューを予定していたので、カレーは一晩冷蔵庫で寝かせ翌日に。
*****
番外編
ちなみにこの日の夕飯は赤海老のトマトクリームパスタと赤海老のビスクでした。
が、大事件が!
エビの殻を炒め、いろいろ入れてミキサーにかける段階でミスりました。
最初からミキサーにかければいいのに、フードプロセッサーでいけるかなと。
ミキサーの方が装備が重いので、出すのがちょっと面倒でした。こういうのがいけないんですね。
スイッチを入れた瞬間、ふたの隙間からエビの殻が混ざったオレンジ色のスープがすごい勢いで出てきたー!
うぉ〜
そこらじゅうをオレンジ色に染め上げ、だいぶ勿体無いことをし、半泣きでミキサーを取り出し、移し替え、ガーッとやったらあっという間にできました。
おいしかったから救われましたが、反省・学習しました。
掃除と洗い物も大変でした 笑
*****
さて、気を取り直してカレーをいただきます。
本日の夕飯。
カレーライス、付け合わせは夏らしく焼きズッキーニ、オクラ&かつお節
昨日の味見で分かっていましたが、実に実に美味し。
お肉が少なかったけど、それも全然気にならないルーそのものの旨み。
夫曰く、「ホテルのレストランで出てくる上品なカレー」
確かに!
いつもの豚肉のジャワカレーもいいけど、それとはひと味もふた味も違う華やかカレー。〆にふさわしい一皿でした。
丸鶏を味わい尽くした4日間。
お盆休みみたいに長期の休みがないとなかなかできませんが、
是非また作りたいと思います。
次は年末年始かな。
ユイじょりさん、ありがとうございました!!
そしてほぼ真似っこでごめんなさいm(_ _)m
美味しく、無駄なく、丸鶏を味わい尽くしました。
また必ず作ろうと思います。
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